仏教を理解する上で大切な考え方の一つに「三業」があります。
これは、人は生きる上で行為、言葉、心の3つの点で、業を作っているという考え方です。
「業(ごう)」とは単なる行為という意味でも使われますが、行為に伴う原因という意味で使われることも多いです。仏教は因果論ですので、言葉や行為が原因を作って、因果の法則によって後に報いを受けると考えます。
行為や言葉が原因を作るというのはわかりやすいと思います。しかし、仏教はそこで終わらず、人から発せられる行為や言葉の大元は「心」であると考えています。きれいな行為と言葉はきれいな心より生じ、汚い行為と言葉は汚い心から生じていると考えます。
仏教の目的は、執着と妄想を手放して苦しみを手放すことです。心から執着と妄想を手放す行為そのものが心をきれいにする修行になっています。