少し前の話になります。「賢いヒロイン」コンに敗退したあと、ふと気付きました。自分が小説を書くとき、対象読者を全く想定していなかったことに。
その小説が男性向けなのか、女性向けなのか。ジェンダーレスの時代に声高に言うのもどうかと思いますが。重要な問題を見過ごしていました。
なおわたしは男性です。「自分が読みたいものを書く」のが基本スタンスです。でも、少なくともコンテスト向けであれば、対象読者の想定と対策はちゃんと考える必要がありますよね。今さらながら気づきました。
(さいきん書いた「クローバーノート」という小説は、角川つばさ文庫の読者層にあわせて、9歳から13歳の女子を読者層に想定しました。)
いま興味を持っているのは、「世界を変える運命の恋」中編コンテストです。これ、応募要項がとても充実していますね。カテゴリーエラーへの注意喚起がすごいです。
対象読者は30代以上の女性、となっています。レーベルの期待と注文に応えられるかが、カギを握るのでしょうね。いまの自分に書けるのかどうか。考え中です。