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対象読者って大事。世界を変える運命の恋

少し前の話になります。「賢いヒロイン」コンに敗退したあと、ふと気付きました。自分が小説を書くとき、対象読者を全く想定していなかったことに。
 
その小説が男性向けなのか、女性向けなのか。ジェンダーレスの時代に声高に言うのもどうかと思いますが。重要な問題を見過ごしていました。
 
なおわたしは男性です。「自分が読みたいものを書く」のが基本スタンスです。でも、少なくともコンテスト向けであれば、対象読者の想定と対策はちゃんと考える必要がありますよね。今さらながら気づきました。
 
(さいきん書いた「クローバーノート」という小説は、角川つばさ文庫の読者層にあわせて、9歳から13歳の女子を読者層に想定しました。)
 
いま興味を持っているのは、「世界を変える運命の恋」中編コンテストです。これ、応募要項がとても充実していますね。カテゴリーエラーへの注意喚起がすごいです。

対象読者は30代以上の女性、となっています。レーベルの期待と注文に応えられるかが、カギを握るのでしょうね。いまの自分に書けるのかどうか。考え中です。

2件のコメント

  • とある作家さんが言っていたのですが、本棚の前に立っている人を想像すると。レーベルカラーとか編集者が求めるものじゃなくて、そのレーベルの前に立って本を見ているお客様を見る。
    わたしはすごく大切なことだと思いました。
    受賞したい。書籍化したい。PVと読者を増やしたい。
    いろんな思いでみんな書いていると思うんです。
    学園ミステリーコンテストがありましたけれど、ランキングを見て衝撃を受けました。
    東京創元社の本棚に、そのタイトルや内容の本があったら、わたし泣くわって。東京創元社変わったな……って心が離れちゃうって。
    コンテストに応募するのはいいのだけれど、そのレーベルファンの期待に応えようとする人ってどれくらいいるのかなって思いました。
    「世界を変える運命の恋」は富士見l文庫。募集要項も大切ですが、そのレーベルを買う人の期待に添えられるような作品を書きたいものですね。

    って、熱く語ってしまいました。ごめんなさい!
    X(twitter)で、とあるレーベルに失望した読者の声を読んだものですから。

    運命の恋。わたしも参加する予定です。がんばりましょう!!
  • 返信ありがとうございます。「本棚の前に立っている人を想像する」。簡潔で深い言葉ですね。そしてとても大切なことですね。わたしも心に刻んでおきます。「世界を変える運命の恋」コンであれば、富士見L文庫というレーベルを愛読している皆さまに響くように、書き手は誠意をつくすべきですよね。

    今回の応募要項を読んで面白いなと思ったのは、参考文献が挙げられていることです。あれらの本を、あるいは「わたしの幸せな結婚」を読んだ読者が、次に手をとりたくなるような本。そんなお題を投げられた気がします。

    ところでこのコンテストはとっても「そわ香さん向き」ですよね。そわ香さんの作風からいって、ドがつくくらいストライクだと思っていました。やはり参加されるのですね。新作なのでしょうか。期待しています。わたしはまだ検討途中ですが……。

    学園ミステリコンに関しては(わたしはスタートラインに立てなかった反省があるので大きな声では言えませんが)、そわ香さんと同様の驚きを感じました。ただし学園ミステリというジャンルは既に長らく飽和状態で斬新な作品が生まれにくくなっているので、東京創元社はカクヨムとのコラボで突破口をつくりたいと思ったのかもしれませんね……。
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