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登場人物の名前を考えるのは難しい

私は登場人物の名前を考えるのがちょっと苦手です。
なので私の作品のほとんどには、登場人物の名前が出てきません。

しかし「竜殺しのアラン」と「雨の街、そしてその王」のふたつは、どうしても登場人物の名前が必要になりました。
アランは外国人名なのでまだ考えやすくはあったのですが、それでも名前をつけたのは最小限で、王や王妃、代官などの名前は登場しておりません。もちろん考えてもおりません(笑)

一番最後まで決まらなかったのは、雨の街のデイジーでした。
最初、話を書き進めている時は、なんとなくの語感から「リリ」という名前だったのですが、最後の校正をしているときに、デイジーに変えました。
デイジーはヒナギクの洋名です。太陽が語源で、花言葉が「希望」や「幸福」、結婚記念日のプレゼントにもオススメの花であるということから、主人公のナビゲート役の名前にいいと思ったのです。
映画「インセプション」のヒロインの名前がアリアドネで、主人公の迷宮からの生還を暗示しているような、あんな感じを狙ったのです。

……でも、なんか、リリの方がよかった? 語感が。
ただでさえ制限の六千字ギリギリでやりくりしていた文字数が、さらに厳しくなったし。

いま、新しい話を考えているのですが、これも登場人物に名前が必要だなあと、頭を抱える今日この頃です。

皆様は、どのように名前を考えておられます?

4件のコメント

  • おつかれさまです!
    デイジーにそんな意味があったとは……読み取れてなくて悔しいです。理由を聞くと物語にぴったりの素敵な名前ですね!
    わたしも名前を考えるのは苦手なので、あまり意味は持たせないようにしています。字面と音が他のキャラと被らないことを最優先にして、あとは有名人とか有名作品のキャラと被っていないかのチェックくらいですかね。
    難しいですよね…。
  • しぇもんご様
    そう、そんな意味があったのですよ!

    そうそう、名前といえば、以前しぇもんご様から私のペンネームについて、「かがり火である『尞』を置いて迷わないようにされているのかなぁ」というご推察を頂きましたが、

    ……完全な買いかぶりです(笑)

    かの司馬遼太郎先生のペンネームの由来が、「司馬遷に遼かにおよばない」だというのを何かで目にしたことがあって、そんじゃ自分は皆川博子様で……という短絡的な発想です。
  • 私は、名前を考えるのは結構好きな方です。
    登場人物が少なめだからかもしれませんが…。

    【あなたがウサギを置いたから】より
    志木ありさ→『不思議の国のアリス』をもじって。
    姉の鮎子→私の出身地の川を泳いでいるから。
    父と伯母伯父4兄弟
       長女・百子→白虎と1番目
       長男・玄次郎→玄武と2番目
       次男・朱三郎→朱雀と3番目
       三男・青四郎→青龍と4番目
    ありさの元カレ・椎名柚季→椎名林檎より着想を得て。

    ざっとこんな感じで、真面目にふざけて考えています。
    どの作品でも(とはいえ、作品数は多くありませんが)笑

    元々、名前に興味があったのです。
    これからも、駄洒落みたいな名前を思いつきたいです(笑)。

    新作、楽しみにお待ちしております!
  • 内藤さん

    そう、内藤さんの作品を拝見してて、いつも、いい名前をつけられるなぁと思っておりました。
    内藤さんの、キャラクターへの愛が伝わってくる気がします。

    アリスからありさも、作品の雰囲気とマッチして、とてもステキでした。
    椎名柚季→椎名林檎は予想外でしたが(笑)

    新作………………。頑張ります!
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