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レビュー御礼

坂東蚕様

素敵なレビューをいただき、ありがとうこざいます。
とても励みになります。

自分の経験がまさかこういう形で役に立つとは……実際、書店で働いていたころには思いもよりませんでした。
人生は、不思議です。


>自作にタイトルをつけられない難病


自分もあまり得意ではないのですが……こんな想像はいかがでしょうか?


あなたの本の発売日。書店員が本を棚に並べます。本屋にお客さまがやってきて、本棚の前で足を止め、その本を手にとりました。

そのひとは、どんなひとでしょう?
年齢は? 性別は? 服装は?
何をしているひとでしょうか?
学生さんならどんな学校に行き、
社会人ならどんな仕事をしているのでしょうか?
趣味は、読書。
悩んでいることは?
いま好きなことは?
なるべく具体的に想像してみて……

伝えたい言葉をどうぞ。







3件のコメント

  • 灰色山穏様

    私の拙い感想文に、お返事までくださり
    ありがとうございました。
    また、お返事が遅くなってしまい、大変失礼いたしました。

    そして『タイトルつけられない難病』に灰色様が投与して
    くださったお薬。
    私にとっては暗雲から差し込んだ一筋の光のようでした。

    私には本のタイトルは、奇抜さやインパクト勝負だという
    思い込みがあったのかも、しれません。
    ですが、そうですよね。
    ふらっと本屋さんに本を買いに来た見知らぬ人。
    面識のないその人に、著作者として最初に声をかけるとしたら
    どんな言葉?
    どんなこと?なんて言いたくなってくる?
    それがタイトル。

    そう考えてみたら、ワクワクしてきました。
    言いたいこと、いっぱいありますよ。
    だから、本を書くんです。
    それをぎゅーっと煮つめたら『タイトル』に、なっていた。
    そんな風に考えてみたくなりました。

    灰色様は書店員さんとして
    どんな年代の、どんな服装の、どんな表情をした人が
    どんな本を、どんな顔をして買って帰っていかれたか。
    たくさん見ていらしたんでしょう。

    だからこそ、私にこのアドバイスを下さった。
    ありがとうございました。
  • いえいえ。どういたしましてです。

    坂東様の新刊を手に取るその方が、笑顔であることを願っています。
  • 灰色山穏様

    近況ノートに頂いたコメントへのお返事が
    大変遅くなってしまい、申し訳ございませんでした。

    薦めて頂いた『一行バカ売れ』
    読みました。

    タイトルの受け手に「この本は自分に関係がある」と思わせる5W。
    興味を引いたあとに、立ち止まってもらう。
    もしくは著書を手に持ってもらう為の10H。

    これは、前のコメントで灰色様がヒントを下さったように、
    書き手に受け手(読者)が見えていなければできません。

    私達は、決してブラックホールのような空虚な闇に向かって
    雄叫びを上げ、文章を連ねているのではないのだと、
    あらてめて考えさせられました。

    私が自作にタイトルをつける事ができないのは、
    まず、自分と対話ができていないからなのでしょう。
    いったいこの本で「何を」伝えようとしているのかを、
    自分で把握できていないから、言葉にすることができません。

    わりと、「このワンシーンが書きたいから」小説を書く。
    それだけの動機で書いてるところがあるんです。
    そのワンシーンで「何を伝えたい」のかまでは
    考えてなかったです。

    また、もうひとつの課題として、
    私は受け手(読者)を見ようとしないから、
    私の著書の目の前に立っている受け手に語りかけたい
    言葉が出てこない。

    つまるところ、これらの対話能力の欠落が
    『自作にタイトルつけられない病』の根幹にあるように感じました。

    大変身につまされた著書でした。
    ご紹介頂きまして、ありがとうございました。

    この本との出会いが、もしかしたら私の今後の物書き人生を
    大きく変えるかもしれません。
    何かしら学びを得たからには、少しでも良い方向に
    自分を変えたいと思います。
    ファッションと同じで、致命的なセンスのなさは理論と法則で
    カバーできればと、祈るばかりです。


    あと、「弱くても勝てます」。
    浅学ですので存じ上げませんでしたが、発売済みでしたか。
    ううむ。残念。
    ですが、私はやっぱり
    灰色さんの「弱くても勝てる」パラドックス小説が
    読みたいです。いつの日か。

    余談ですが、東海圏では今、続々と巨大店舗の
    本屋の開店ラッシュに沸いています。
    数年前に都市の中心部に出現した、
    七階建ての全フロアが本だけという本屋ビルも、
    コミックは置かないという徹底ぶりが話題になりました。
    今もレジには長い列が出来ています。

    数年前までは、本はすべて電子書籍になると
    言われていましたが、時勢の変化を感じます。

    本は、やはり人の手から人の手へ。
    書き手としても読み手としても
    そう願っています。

    長々と失礼致しました。
    お忙しいと存じますので、お返事は結構です。
    陰ながら灰色様のご多幸とご活躍を
    お祈り申し上げます。

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