KAC参加者の皆様、お疲れ様でした。僕も皆勤賞目指して執筆してきましたが、無事10作目を書き終えました。そして最後のタイトルは「ゴールイン」。この作品は、実際にドイツで運送会社に勤める知人の話を元に書きました。お題が出てから10分足らずで公開しましたが、もちろんそんな短時間で書けるわけはなく、前日までに書き終えて、どんなお題でもこれを出そうと決めていました。
結果、斉藤が瀬川に語るセリフ「命に替えてでも送り届けなくてはならない」を「命に替えてでも〝ゴールイン〟させなくてはならない」に変えたくらいで、だいたいお題に沿ったものになったのではないかと自分では思っています。
このようなお題後付け作品は、「直観」がお題の「敬慕の人」で、去年のKACからの使い回しです。主人公の父親の「照見五蘊皆空」の珍説への幕坂のリアクションに「それは直観ですね」とのコメントを加えてお題に合致させました。
全体的に、難しいお題が多かったというのが終わってみての感想です。特に悩んだのは「私と読者と仲間たち」でした。最初は何もひらめかなかったですね(笑)
でも、不思議なことに苦手な課題は一旦アイデアが浮かぶと、スラスラ書けました。逆に、本来得意な筈のミステリー(or ホラー)では、色々考えすぎて中々筆が進みませんでした。結局これは〆切ギリギリの公開となりました。
そして、お題は今のご時世を反映しているので、取り組んでいると今の時流を学ぶ良い機会となりました。次回もまた挑戦したいと思います。
作品をご覧いただいた方々、本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。