普段は自分の事って、あまり書かないのですが、昨日見た映画が色々思う所があり、思わず書いています。
押井守監督の、代表作と言っても良い「機動警察パトレイバー」ですが、公開当時はとにかく夢中になりました。
ビデオを含め、一体何回見た事か。
パート2も、とんでもなく良い作品でしたが、話のまとまり、謎解き、バランス、あらゆる部分を取り出しても完璧な作品です。
どうして今更、上映するんだろうと思いますが、とりあえず今週、全国でこの第1作目の劇場版が上映されています。
情報を聞き、思わず劇場まで行ってしまいました。
不思議なのは、今見ても「未来」の事に見えてしまう事でしょうか。
レイバーなんてものは、結局35年後になっても存在していませんし、1989年当時のセンスであれを描いてしまうのは、本当に凄いです。
私はブログで、色々な都市伝説も扱うのですが、この映画も宝庫でした。
ネタバレにならないよう、慎重に書きますが、カラスの足に666のタグ・・・・もう、押井さん!、って感じです。
とにかく聖書の色が濃くて、これはその後の日本アニメに共通することではありますが、まるで謎を解いてくれと言わんばかり!。
この時期に、リバイバル上映をしている事も、何か意味がありそうで、推理好きにはたまらない問いかけです(笑)。
特に、言語の話が出て来るのですが、結局神様は、人間が苦しむよう、相互理解が困難なように、わざと言語が通じないようにしているんですよね。
これは、今現在起こっている戦争の原因とも言えます。
(「娘の肩たたき券」でも、主人公はどうして異世界はシンプルに言語が統一されているのに、この世界の言葉は複雑に別れているのだろうと、疑問に思う場面がありますが・・・・そう言う事なんですよね)
東京湾を干潟にして、東京の土地を各段に増やす計画「バビロン・プロジェクト」このバビロンと言う単語そのものも、伏線に感じてなりません。
つまり、OVAの段階で、仕込んでいたんですよね、これ。
当時この映画に影響を受けた世代は、今現在日本を動かす年代に該当するでしょう。
そうすると、このタイミングでのリバイバル上映の意味が、誰から誰へのメッセージであるかが、なんとなく理解出来てくると思います。
最後に、あの集団は、どうして角川の、それもカクヨムを標的にハッキングなんてしたんでしょうね(笑)。
こりゃどうも、失礼しました!