たった一人を特定するために、他の“容疑者”を消していく。 名探偵な彼女が取った、唯一無二の手段とは。

二度と帰らない旅に出る。 二度と会えない人がいる。 想いを残してはいけない。 二人を縛る枷になるから。 だから忘れて。 始まらなければ、その恋は存在しないのだから。

俺の行動をネタに適当な推理を披露する時任翠理。 論理的なプロセスに頼らない閃きの彼女は、名探偵といえるのだろうか？

オレの告白を聞いてほしい。 もし途中で頭にきたら、破って捨てても構わない。

バレンタインデーの朝、クラス全員の机の上に置かれていたチョコレート。 誰が置いて、それはどんな理由なのか。 「実行犯にはさ、実行可能であることと、その動機が必要なんだ」 池田…

誰にでも親切で品行方正な優等生。 それが本建音前（もとたて　おんぜん） 彼に憧れた少女は、ふとした機会に彼の本音を知ることになる。 スマホの代わりに情報端末型マスコットとしてＡ…