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魔法鍛冶師の考察ノート

本文は、「最前線の魔法鍛冶師」の世界観を考察した文章になります。
よって、よろしければ現在、公開されているお話までお読みいただくことをお勧めします。
ただ、40話もあるので面倒くさいという方は、そのままでも構いません。
今後、魔法鍛冶師を読んでいただく際の参考にしていただければ幸いです。


まずは、「最前線の魔法鍛冶師」を読んでいただいている方にお礼を申し上げます。本当にありがとうございます。
また、応援やフォローをいただいた読者の方には本当に感謝しかありません。
書いている最中の励み、喜びとなっていることを深く感謝しています。

しかし、筆者がまだまだ未熟ゆえに読みづらい点や不自然な点等、多々あるかと思います。その点につきましては深くお詫び申し上げると共に、今後の勉強とさせていただければと思います。


さて、本題の魔法鍛冶師の世界観考察なのですが、本文中において説明が不十分な点をいくつか挙げたいと思います。

~電話の存在~
本来、異世界ファンタジーにおいてはあってはならない存在かもしれませんね。

本文中では、三回。電話をするシーンが見受けられます。
シンドラーがレイヴンにピッピの受け入れをお願いする。
ピッピがサーシャと絶交する。
ピッピが家族に連絡を取る。

以上の三つにおいては「遠距離の相手に緊急の連絡を要する。」という点で電話が必要な場面でした。

ここで分かるのは電話の所在地。
シンドラーの研究室 レイヴンの工房 ピッピ家 サーシャ家
の最低4ヶ所に電話があることと分かります。

私たちが生きる世界において
電話が成立したのは諸説ありますが、
おおよそ1800年代中期のこと。
そして、もう一つ。

~ナトリウムの存在~
調べてみたのですが、ナトリウムが発見されたのも1807年のことであるようです。

これまた1800年代、つまり19世紀がキーワードになってきます。
19世紀といえば、日本はまだ江戸時代から幕末にかけてということになり、ナポレオンがまだ生きている世界です。

ギリギリ、魔法世界が成立しそうな文明レベルです。

しかし、一つの矛盾がここで生じます。

~タンザナイトの存在~
ゾイサイトという宝石の中で、
青いものを特にタンザナイトと言うのですが、
このタンザナイトが発見、命名されたのは1967年と非常に最近です。
しかも、産出されるのはタンザニアのみ。


で、あれば、
ピッピたちが居る世界は1967年以降のアフリカ

ということになってしまいます。
ここ、笑うところですよ?


異世界ファンタジーにおいてはなんともお粗末な世界観ではありますが、

タンザナイトに関して言えば、
青いゾイサイトを「タンザナイトとする。」
と決まったのがあくまで1967年というだけであって、
ゾイサイト自体は1805年に発見されています。

おや、19世紀ではありませんか。
辻褄あわせにはどうにか出来そうな範疇だ。
ということで一つよろしくお願いいたします。

そもそも、魔法世界においてナトリウムのような科学的な話を持ち上げていいものか?
非常に悩みましたが
それに関しては筆者の新しい試みだ、としかいいようがありません。

魔法と科学を題材にしたお話は、私が知らないだけでたくさんあるのかもしれません。
しかし、魔法と科学を「鍛冶」というキーワードでつないだ。
ということで、他作品との差別化を図りたいと考えています。

異世界の文明レベルを極度に下げるでもなく、かといって、
魔法のみに依存する全くの別世界。というわけでもない。
もしかしたら、魔法があったかもしれない世界。
と考えていただくのがちょうどいい妥協点かもしれません。

長くなりましたが、筆者の考察を終わらせていただきます。
引き続き、近況ノートを書きたいと思うので、よろしくお願いいたします。

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