「血槍の半吸血鬼」第1章完結しました。
ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。
https://kakuyomu.jp/works/16818093084764928939人族と亜種族が共栄した世界。
百年前、殲獣と呼ばれる怪物が世界各地に出現した。 殲獣たちは、火を吐いた。氷を吐いた。大地を操った。巨大化した。翼もないのに、空を飛んだ。
人々は殲獣のその魔法じみた力を"魔術”として、またその身体を武器として利用した。
かつて人々は、殲獣へ立ち向かう為種族問わず手を取り合った。
やがて殲獣の力に溺れた各種族の王達は戦争を起こした末、人口の多い人族の王を帝に立てた。
大陸のほぼ全域を占める帝国の誕生により、歴史上最大最悪の戦争”大陸戦争”は終結した。 五十年前の話である。
英雄と謳われた将軍ライトの元で育てられた、半吸血鬼の少女。
亜種族が人族に忌み嫌われる帝国西部から、黒い翼を持つ彼女は、翼を隠し、その未来に希望を抱いて旅立った。 希望を抱き旅立った少女は、戦いと愛と裏切りの果てに復讐を選ぶのかーーそれとも...... 運命に抗う半吸血鬼の少女が紡ぐ戦慄のダークファンタジーが幕を開ける。