マーダーボットダイアリーの逃走テレメトリーを読んだ。
やっぱり面白い。一巻は正直、これだけ?そしてこのエンディング?と少し思った。
でも巻を重ねるごとに面白くなる。
マーダーボットが人として(機械として?ロボットとして?)成長していくのがわかる。そしてだんだんとセキュリティユニットとして実力と性格を人間たちに認められていく。
マーダーボットの内心が面白おかしく書かれているのが読んでいて楽しい。いつも愚痴りながらも仕事をこなしていくのがいいやつだなと思う。そしてかなりシリアスな話も、マーダーボット語りによって緩和され、楽しんで読める。
一巻ではどういう性格かわからなかった人物も、その後登場し、深みを見せる。
一巻はとても短かったが、冗長でないところがいいところでもある。ただアメリカの本は分厚くて長い印象があるのでそこが珍しく感じた理由である。
やっぱりヒューゴー賞に外れなし。だから、マーダーボットダイアリーズの最終巻まで読んだら、次はやはりヒューゴー賞作品を読んでみるつもりだ。
帝国という名の記憶という小説だ。
そちらは、かなり長い小説のようで、少しずつ読んで楽しむつもりである。
海外SFはラノベとは違う面白さがある。
私のレベルではまねはできないが、勉強になる小説なのであった。