マーダーボッドダイアリーの一巻を読み終えた。
感想としては面白かった。そして短い。海外の作品は一冊が長い場合が多い気がするのだが、これは短時間で読み終えた。
面白かったので、続きの二巻目も購入した。まだまだ続いているシリーズらしい。
一巻の最後に主人公がとった行動がなんとも言えないが、それもまたその主人公らしいといえばらしいのかもしれない。
それにそこでそうならないと、続きはかけないよなとも思う。
主人公の思考が面白い作品である。彼は人間ではないのだが、人間に近い思考をしている。そしてドラマを見るのが趣味という変わったロボットである。そこが人間ではない主人公に親しみを感じさせる。
主人公は自分はロボットと割り切り、人間に不必要に近づかないようにしている。そして人間たちがそんな彼を生暖かい目で見守っているのを嫌がるが、案外人間たちの考えも間違ってはいないように思える。
海外のSFを読むのも悪くない、と思う私なのであった。