今日は今話題のラノベ、私はあなたの涙になりたいを読んだ。
読んだ感想としては、君の膵臓を食べたいとジャンルは同じなのだな、と思った。つい比較してしまう私である。だが病気物は一つの一大ジャンルなのだ。きちんとまったく違う話になっていて面白い。
王道の病気物で、でも陳腐にならないぐらい書き味がうまい。
普段小説を読んで泣くということがない私だが、ちょっとじんわり来るところもあった。
物語のどんでん返しをひねる、つまりストーリーをひねる、と言うのはよく見かけるが、この作品は表現にひねりがある気がした。語彙力が豊富で、描写がうまいということだろう。
ただおきている出来事を書き連ねているわけではないところが良いと思った。
全体的に美しい物語だなと思った。悲しみと苦しみが多くても、描写の美しさゆえに美しく感じる。
マネしたい点、文章の語彙力の多彩さ、ただ出来事を羅列しているだけではない文章力。