現在は紙屋ふじさき記念館を読んでいる。
キンドルの読み放題に出ていてこれは読まねばと思った。
作者の人は活版印刷についての小説も書いていて、そちらは全て読んだわけではないが読んだことがある。活版印刷の話では、静かでストイックな職人っぽい女性が主人公だった。
だが今回読んだ本では結構ミーハーな若いお嬢さんをうまく書いている。
活版印刷とはものづくり、という点で似ていると感じた。活版印刷の方も豆本とかを作っていて、今作では和紙をもとに物を作っている。作者の人は物作りが好きなのかもしれないなと思った。
新しいものが作られるワクワク感、古い技術への敬意が感じられていいな、思った。
自分も和の古い技術で作られた作品は好きだ。それに手作りのものはやはりいいなあと思う。
大概は物作りサイトを眺めていいなあ、と思うだけではあるが。買いたくてもお金があまりない。厳密に言えばないわけではないが、将来お金に困ることになると思うのでなるべく使わないようにしている。
しかし自分の誕生日に奮発して七宝焼きのブローチを購入してしまったこともある。少し身の丈に合わない買い物だったかもしれない。だが大切に使おうと思った。
まだ読み途中だが、螺鈿の細工品は実物をみたら美しいんだろうなと想像できる。
モノづくりへの敬意を感じる小説であった。
マネしたい点 題材である和紙についてよく調べている、モノづくりのワクワク感や楽しさの伝わる書き方