ネバーギブアップ~普通そこは主人公に転生でしょ~
の第28話を公開しました。
どうぞよろしくお願いいたします。
久しぶりにアリアの物語の最新話を書いたので、
多少違いが出ているかもしれませんが
そこは、何してんだこの作者はと
笑って見過ごしてくださいね。
皆様、これからもアリアの頑張りを
見守ってあげて下さい。
それでは、また次回お会いしましょう。
「お嬢様、そのあれは本当に冗談ですからね」
「・・・」
「シオンは、そのよう事を思ったことは。
・・・。ありませんからね」
「・・・。今の間は何ですか?
やはり思っていたんですね。
これはまな板ではない、鉄板だと!
ミスリル、オリハルコンをも超える
硬度を持つ板だと!!」
「思ってないですよ。そこまでは!」
「うん?そこまでは?」
「さて、そろそろお仕事に戻らなければ
いけませんね」
「逃がさないわよ。今日は、まな板についての素晴らしさを
1日かけて、教えてあげますよ、シオン。
それと持つ者には分からない、持たざる者の
苦悩をね」
アリアがシオンの腕をがしっと掴み、逃げられなくした。
「では、皆様。今回は何も挨拶が出来ず申し訳ありませんが
許してください。わたくしは、これからシオンと楽しい
話し合いがあるので、ここで失礼いたしますね」
「お嬢様、どうか。ご容赦ください」
「ダメよ。さぁ、わたくしのお部屋で至上のひと時を
過ごしましょう。ああ、楽しみですね、シオン」
アリアが最後にこちらを向いて口を開いた。
「また次回、お会いしましょうね」
バイバイとアリアは笑顔で手を振る。
シオンは、アリアに許しを請う様な視線で見ていた。