転性魔王~教え子に大切なものをトラレました~の
最新話を公開しました。
今回は、逃げた盗賊団の男を追いかけて行く回となっています。
また、使える者は何でも使うロアの話もあります。
どうぞ、よろしくお願いします
では、ヒビキを救出に向かうロアとスミレの物語を
お楽しみください。
最後に、ロアの物語はアリアの物語と比べて
内容が少々過激となっております。
皆様、よろしくお願いします。
では、また次回をお会いしましょう。
「ロアちゃん、私は聞きたいことがあるの!」
「どうした、スミレ?」
「私って重い?」
「いや、重くはないが、それがどうかしたのか?」
「私ずっと、背負ってもらってるから、どうかと思って」
「スミレ、そんなことを気にしていたのか。
心配することはないよ。軽くて走りやすいよ」
「本当に?」
「もちろんだ」
「よかった」
「まあ、ヒビキと比べたら、身体の大きさ的に
少し、重いかな」
「・・・・・」
「どうした、スミレ?急に黙って?」
「・・・フン!」
スミレが不機嫌を露わに顔を背けた。
「ロアちゃんは、もう少しデリカシーを学んだ方が
いいわね」
「何か、気に障ることを言ったか、スミレ」
「・・・・・」
スミレがしばらく口を利いてくれなくなりました。