「だからあああ!!おかしすぎるんだってばあああああ!!」
目の前でキレ気味に激しく踊ってる?のは、つい先日発見した新規にこっちに転生転移?してきた新参の自称元高校生A君、いや、栄くん。
モブAでいいのかな?と思ったが、言ったらどうなるかわからんので言わないほうがいいな、でも言うとどーなるのかも見てみたいかも?とか思っているイサムは、いつもの食堂の隅の席で茶をすすっている。
ひとつ前のテーブルに、ヨーコとタカシとアラタと草履姫が座って、お誕生日席にイスが置いてあるが、そこの主は今立ち上がってなんか踊っている?
「いや、その属性ってなんなんだってさっきから聞いているのだが?」
オブザーバーの草履姫桜が、A君に何度めかの質問をしているが、、、
「あれじゃないかな、A君はその属性とやらを詳しく知らないんじゃないかな?」
と、突いたらまずいところを的確に突くまじめなアラタ。
「それを言っちゃ!!!」ヨーコ
「あああああ!!!!属性を知らないんなんって!!!異世界人がああああああ!!!」A
(((((あ、ごまかした・・・)))))
「あれだろ、火、水、土、木、あとなんだっけ?無属性とか、場合によっちゃ聖とか闇とか、あれだろ?最近はやりの異世界モノ小説でお決まりの魔法の設定だろ?」
と、暇がありゃ下界ビジョンを覗いているイサム
なるほど、最近の日本からの転移者だということだろう。なのでやっぱ古い高校生だったタカシもアラタも何のことなのか、何言っているのかわかっていない。
「・・・そうだよっつ!!そのくらいしっとけよっつ!!!」A
(((((・・・・・・)))))))
「でもな、笑っちゃうんだよ。その属性とやらを持ってないと、それ以外の魔法は使えないんだと。」イサム
「「「「は?」」」」
・・・・・
あーーーっはっはっはっはっはっはっh!!!!
「わらうんじゃねぇえええええええええええ!!!!」A
ちなみに、このイサムのいる世界では、魔力をネられるようになれば、技量に応じて魔法は使えるようになる。へんな縛りはない。
「・・・サクラ、そういうの、あるの?」アラタ
「いや、私は知らん。聞いたことはない。噂すら知らん。・・・あるのか?この世界に」
サクラはイサムに振った。
「いやーーーー、ねーんじゃね?メフィはどうよ?」
メフィに振るイサム。どうしてもこのおかしな子供(A君)に正面切るのはしたくない様子?
「そうですね、、、この世界においては、、・・・・・・・・んなの聞いたこと無いし?多分意味ないんじゃないですか?」
さすが年の功である!知性的生き物の中で最年長っつ!!!真っ向から対峙っつ!!!ww
「そんなことあるかぁああああああ!!!属性なけりゃどーすんんんんだっよおおおおおおおおおお!!!!」A
((((いや、あってもなくってもいんじゃね?)))))
「まぁ、このおかしな子は放って置いてですね。一応解説しましょう。」
とメフィは栄くんを背にして皆に向かって話し始める。メフィの前に来ようとする栄くんをスッと動いてブロックを続けながら話し始めるメフィ。でもどっちかってーと、というか圧倒的に皆その攻防のほうが気になり・・・・
「えっと、皆さん、もし肉体が無い場合、自分がどうなってると思いますか?」メ
「「「・・・・・」」」
「やべぇ!」タカシ
「はい、タカシさん、どうぞ?」
「臭いがないっつ!!!どうしてくれるのっつ!!!」
「いや、例え話ですからね?」
「・・・あー!!よかったっつ!!!!!」
「うむ、臭いどころか形、決まった形も無いわけだ」サクラ
「そうですね。では、今のような生活ができますか?もしくは、どんな生活になるでしょう?」メ
「物理的なものはいらねーな、使えねぇ」イサム
「ですよねー。」
「・・・こづくりもできないすね?」
下を向きながら小声で言うアラタ
あ!と思った顔して、すぐ直後に、ふぅーーーっとため息つき、(よかった、今ココで・・)とつぶやくサクラ
よかったな、にくたいがあって。
少しイサムを睨むヨーコ。イサム、まだ躊躇しているのかよ・・・・
メフィは意図して新たな大戦を密かに勃発させるのか?
天然だとあぶねーな?
いや、主であるイサムを煽っているのかもしれない???とっとと番え(つがえ)!!!と。
「ははぁ、なるほど。精神世界じゃ、魔法のようなものが肉体代わりになり、手足のごとく使われると?」サクラ
「まぁ、そんなとこです。で、、、」メ
「その要素となるのがマソなんだな?。で、今我々の世界は、肉体ありながらマソもあるので物理もそうでないものつまり魔法も使えると?」
「そんなところです。なので、」
「うん、物理がない世界には、その火も木も水も土も、そういうのは無い、と?」サ
「ですね、その世界によって、ですけども。」メ
「そんなことあるかああああああああ!!!!」A
いまだメフィ防壁を攻略できす、うしろでうろうろしている栄くん
「それでは、マソは・・そっちの世界の?」アラタ
「どうなんでしょ?。そっちに行ったこと無いのでわかりませんが、魔神より幾つも上の方の世界は、まぁそんな感じだと言うことですよ。物理がない、で、魔法のようなもので行動したり意思疎通したり、つまり社会生活をおくれている、ってことらしいです。なので、可能性は在りますね。」
「らしいらしいって二次情報ばかりじゃねーかああああああ!!!!」
(((((・・・・物語を信じてる奴が????)))))
メフィ、栄くん放置(≒排除)は大正解であったw
「ははぁ、僕らの居た世界の学問とにたようなものか、栄くんが言っていることは」アラタ
「あ、そうか。なるほどなぁ」イサム、わかったの?か、もっともらしく。
「えっと、ボクやイサムさん、タカシさんの板世界は魔法がない世界です。物理のみ。で、物理法則や社会法則などを調べていって、新たに見つけた法則になんか、もっともらしい名前を付けるんです。そして、それをいくつかの分類分けしているんです。」アラタ
「なるほど!それが、このAとかいうやつの、属性か!」サクラ
うんうん、とうなずくアラタ、イサム、メフィ。
(つまり、実際にには無い法則なんぞも「ある」って言い張って・・・ってのが多い世界なのか、、おっかない・・)サクラ
うたた寝始めているタカシも、なんだかうなずくような挙動を少ししている。こっくりこっくりしてるのかもしれんけど。
「・・・・っつ、、、何いってんだかわかんねぇえええええええええ!!!!!」
栄くんにはむつかし過ぎた様である・・・・・困ったもんだ。
(((((なぜこのうようなのが転移されてきたのだろう?)))))
「この世界の担当(神)、適当すぎるんじゃね?」イサム
「クソ神がっつ!!!!」メ
・次回、スキル (嘘です、内容がほぼいっしょになっちゃうんでww)
**別に他のなにかに喧嘩うっているわけじゃないですよ?ほかの作品も楽しく読んでますよ?、つか、作者の意見じゃなく、これはキャラクター達の意見ですからね?そこんとこ間違いないようお願いしますね?**