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海来宙に読ませたら危険な小説

私に読ませたら危険な小説のクイズ、その答えです。

No.1 森鷗外『高瀬舟』(高校の授業で読んだ)
No.2 貴志祐介『十三番目の人格』(角川ホラー文庫)
No.3 秋山瑞人『イリヤの空、UFOの夏』(電撃文庫)

これら3作には1つ共通点があって、それが私に読ませたら危険な理由。
それは何かというと、

  刃物で体を切る描写がある

です。
『高瀬舟』と『イリヤの空、UFOの夏』は首、『十三番目の人格』は手首です。ただ、『高瀬舟』と『十三番目の人格』が死ぬためなのに対し、『イリヤの空、UFOの夏』は首に埋め込まれた発信機を取りはずすためと、目的が違います。

で、何が危険かというと、刃物で体を切るシーンを読んでいると倒れかねないから。

高校の授業で先生が朗読していた『高瀬舟』は、思いきり気持ち悪くなって保健室へ。
『イリヤの空、UFOの夏』は自分の部屋で読んでいて、気持ち悪くはなったけど何とか大丈夫でした。
そして帰り道の列車内で立って読んでいた『十三番目の人格』は、もう記憶があいまいだけど大変でした。ものすごく気持ち悪くなって、視野狭窄っていうんですかね、視界の中心以外はほとんど何も見えなくなりました。もうふらふらで倒れそうだったんですけど、列車が次の駅に着いてぎりぎりホームに降りて、しばらくベンチで休みました。

と、いうわけで、残酷なシーンがありそうな小説や漫画には注意するようにしています。『高瀬舟』のときは、小説の内容のせいで保健室送りになったと言ったら友達に驚かれました。普通の人は平気なんですね……(汗)。

ぼっちマック競技勢さんは「自殺」だったので惜しかったですね。自殺そのものは一応大丈夫なんです。
千織さんはうーんと、残念でした。危険というのは私にとってなのです。

それでは、つきあっていただきありがとうございました。


※添付画像は最近撮った写真「COLORFUL TRAIN」

2件のコメント

  • 映像ならわかりますが、描写でもダメなんですね。
    じゃあ三島由紀夫の憂国は完全アウトですね。。。
    これでもかっ!ってくらいハラキリを書いてますから。。。
  • 千織さん、コメントありがとうございます!

    はい、だめなんです。映像でも、少し前の作品ですが映画の『害虫』や『EUREKA』のそういうシーンはまともに見られませんでした。

    『憂国』は読んだことないのでわからないのですが、古い作品なのと三島由紀夫のイメージから、小説全体のリアリティーが感じられなかったらそれほどつらくないかもしれません。

    あと、(神経や太い血管まで距離がありそうな)お腹だと首や手首に比べて大丈夫……かも?
    例えば漫画『幽☆遊☆白書』では血が出るシーンがいくらでもあるのに、かかとにナイフの刃を立てて戦うシーンだけだめだったので。かかとは首や手首に近い印象です。
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