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大切なこと。

みなさんこんにちは。梅里ゆかりでございます。

当たり前が当たり前ではないこと。この時期に良く気付かされます。お昼時に流れるサイレン。テーブルにはお皿が乗って、美味しそうなご飯に焼き魚、野菜に卵焼き…。サイレンが鳴り終えればきっと、テレビ横目にすぐに食べ始めるそれらであっても、戦時中を思えば、『あたりまえ』ではない特別なことだったのでしょう。

『あたりまえ』が当たり前でなかったこと。それを伝えるのがどれほど難しいかは8月6日にも思い知らされました。しかし、『あたりまえ』が本当に当たり前であったならと、私は思うのです。

あたりまえがあたりまえではなかった過去を知り、あたりまえが永遠にあたりまえであること。戦争を消し去らず、平和が続くこと。ほんの些細なことでもいい。ひとつでも、自分の思う『しあわせ』が続くように。そしてあわよくば人のしあわせの一助になりたい。私はそう思うのです。

人間が人間である限り、喧嘩はきっとなくならないでしょう。けれど、せめて口喧嘩で済むように。手が出た瞬間に、小さな武力戦争の始まりです。争いのすべてがなくならずとも、せめて助けの手が伸びるように。必ず最後には仲直りするように。難しくても、願ってしまいます。けれど願わないと、叶わないと思うから。

戦争で亡くなったすべての方々のご冥福をお祈りするとともに、どんなに困難な状況であっても、平和を願い続けることを誓います。

              梅里ゆかり

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