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「が」について。

せっかく時間があると思えば……。何かしらの邪魔がはいりまつ。

いや、誰かに邪魔されたとかではないのでつ。

ちょっと気になるとそっちに引きずられてしまう卯月の意志(意思?)の弱さによるもの。

スマホのSmartNewsでその日のニュースをチェックするのですガ、そこにある記事がありまして(ニュース以外のネタ記事も多くあるので気に入ってはいます)……。

【雑文】「が」について、文と文をつなぐ
https://note.com/oltutarou/n/n2f3679a6d37a

おったろうさんという方のnoteの文章です。
冒頭引用――
「が」で、文と文をつないではいけない。文章を書くうえでの定説になっています。
わたしもひと様に納品するときの文章は、「が」をつかい文と文をつなぎません。
とはいうものの文章を書いていると、「が」でつないだほうがよい、「が」でつなぐべきだろうと思う文もあるように感じるのです。――

定説なのかどうかは知りませんけど、小論文なんかの添削では誤解を招くと判断した場合は表現をかえさせてました。けど、問題ない場合ってけっこうあります。

おったろう氏の書かれているように、谷崎なんかは「が」のオンパレード状態だったり。開高健だって、向田邦子だって。ねぇ。

「が」で文と文をつなぐことの話は、清水幾太郎という人の『 論文の書き方 』からきているようです。

この助詞「が」(ここでいっているのは接続助詞)には、「逆接」「順接」それ以外にもいろいろ名称は異なるけど存在します。

およそ三時間ほど、とくにこの順接の「が」について調べまくっておりました。いろんな人がいろんなこと書いてますけど、やはりモノ書きはあの定説なるものに違和感のある方も多いようで面白い。その詳細を書くとしたらとんでもない文字数と時間を要しますので、興味ある方は卯月同様、連休の数時間をドブに捨てるつもりで探求を(まあ、しないでしょうけど)。

えっと、機械的な判断はしない方がいいですよって話。卯月は小説のほうの執筆にはnola(無料)を使っているのですけど、自動校正機能があります。ほんと機械的に助詞の重複がどうとか、文意は取らずにアラート出すので邪魔(OFFにしてます)。

結論としては順接の「が」は文法的にも正しいし、用法も間違っていない(大昔から存在しつづけている)。書き手のみなさんは自分のしっくりくる使い方(明らかにおかしいと判断されるものは除く)で使えばよいと思います。

中途半端な国文法ニキにからまれることがあっても、その表現に『自信があるなら』ああ、そうっスね、とスルーすればよいかと。(これには一定水準以上の国文法理解が必要となりますけどね)

そんなこんなで、今日もなかなか書き始められない卯月でした。

では。

8件のコメント

  • 気になりますよね。
    がだったり、えとへだったり、特に今勉強がてら書いているもので、気が付けば、文章がどんどん短くなっています。

    論文は、普通の文章と違いますもの。
    分かる人間が判れば良いという感じで、まあ、はじめにについては、皆知っているだろうけどさと要旨を書くので、少し違いますけれど。
  • 世の文章を書かせるノウハウ本(WEB上の指導モノ)はこの影響が大きいのか、よく見かけます。短文の都合の良い例文をあげて、なるほどねって思わせる。そこで、いや待てよとなればようのですけど、まあ大抵鵜呑みにして、こう書いてあったなんて始まる。ちょっとは考えろって思うのであります。いまの時代なら、論文方面は英語で書けるかどうかでしょうかね(研究で食べていくなら)。
    ちな、東大さんの。
    chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.vm.a.u-tokyo.ac.jp/byouri/education/03preeng.pdf
  • ぬるぽ
  •   Λ_Λ  \\
      ( ・∀・)   | | ガッ
     と    )    | |
       Y /ノ    人
        / )    <  >_Λ∩
      _/し' //. V`Д´)/
     (_フ彡        / ←>>1
  • ありがとうございますw
  • いえいえ。
    反応がおくれますた。
    これもブランクが長かったせいか……
    こういう高レベルコミュニケーションは大好物でつ。
  • 正しい日本語って難しいですね。

    小学館・精選版日本国語大辞典では

    (接続助詞「が」から転じたものとして)
    逆接の【接続詞】として載っています。

    (初出は室町末期〜近世初期まで遡るそうです。(接続助詞と違って)接続詞のときは、逆接で使うのが「伝統的用法」のようです。)


    同様の事例で、「なので」は接続詞か、という問題があります。学校文法的には誤りであるし、辞書的にも未だ「接続詞」としては載っていないようですが、先日、NHK教育テレビの番組のパネル(書き言葉?)で、堂々と「接続詞」(自立語)として使っているのを目撃して感動したところです。
  • 「なので」は私は長く子どもたちに学校界隈の大人の印象がよくないからと、禁止にしてましたね。福井の国語科の奴が辞書で一冊だけ認めているものがあったと言ってましたので、マイナーな辞書にはあるのかもです。ちょっと口語が過ぎる気もするし、文が幼く見えるので現在教えている子には避けるよう伝えてます。まあ、時代が進むにつれ最近まで誤用とされていた表現がアリになることは、表現の幅も広がりよいことだと思います。小説ではいまどきの使い方をあえて取ることで、登場人物のリアリティが増しますからね。
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