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ノルウェーの森、のあの人について

ノルウェーの森
あれを読んだのはいつだったか。
30年以上昔。

ビートルズの歌の表題をそのまま、で、まあ1960年代後期のアメリカがくらーくなる時代の空気感を、1990年代前後に移して表現、みたいな作品だったと思う。

もう覚えてない。
覚えてないが、赤と緑の印象的な背表紙で、確か1000万部くらい売れたのではないか。
化け物ですぜ。

二十歳の原点
じゃないけど、自殺にあこがれるのね。この時代。
でもなんでそんなに死に急ぐわけよ。
人によっては、カルト宗教。
ヒッピー風の生き方、虚無的、自由?
当時はアルバイト、はいくらでもあったし、それで生活できるくらい物価は安くて、ぶらぶらとした生きざまが、かっこよい感じがした。

日本がGDP2位となり、完全に先進国化した時代に、ノスタルジー的にこの本は売れたわけ、と断言したい。
1960年代の音楽をよく聞いていた私的には、ああ、また来たかみたいな感想しかなかったけど、なぜか、最後まで読み切った。
若い頃の人生のブレ、みたいなのに刺さるのだろうね、この作品。

それでそのまま、この大作家の作品を読み続け、るわけもなし。
噂では毎回同じパターンらしく、私は、もはや本屋で彼の背表紙を覗くこともない。
景気が良くなれば、同じパターンで作品を出すかもしれない。
表題はおそらく、
レット一トビー
あたりか?

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