新作『新月の皇子』の更新を開始しました。
『王宮花伝』の舞台となった、天香国から北東に位置する月暈国《げつうんこく》が舞台です。
あらすじ
“新月の晩に産まれた皇子は、世間から存在を隠さなければならないー”
王位継承に関して、このような掟がある月暈国。
新月の晩に産まれた皇子・雲月《うんげつ》は、掟に沿って生後三ヶ月で養子に出される。
二十年後。天雲《てんうん》と名を変えた雲月は、都の外れで己が皇子だとは知らぬまま生活していた。
だが、丞相らが国王・皓月《こうげつ》に身体が弱く世継ぎが望めないことを理由に、退位を求めたことで、雲月にも影響が。
丞相や太后らは、皓月の弟・偃月《えんげつ》を世継ぎに担ぎ上げるが、皓月を指示する臣下らは雲月を世継ぎに担ぎ上げたことで、雲月は不本意ながら王位争いに巻き込まれていく。
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