人物紹介ラストです。
芽李花《めいか》
月花楼の妓女。梅花と同室で生活している。齢18。
梅花にとっては、姉のような存在。
現実的な性格で、妓楼には誠の色恋など存在しないと思っている。
王族に想いを寄せる梅花に、身分の差から諦めるようにと諭す。
華琳《かりん》
月花楼の妓女で、梅花と芽李花と同室で生活している。齢14。
梅花と芽李花にとって、妹のような存在。
夢見がちな少女で、いつか貴族の殿方に見受けされることを夢見ている。
梅花と白桜の出会いを、艶話みたいと表した。
密かに、梅花と白桜が上手くいけばよいと願っている。
甘いものが好物。
芽李月《めいげつ》
月花楼一番の妓女。20前後。
美貌だけではなく、器楽や詩歌など多彩な女性。いずれ、妓楼を出て教坊に入り宮妓になるのではないか、と噂されている。
客は、王族や官僚など国の重鎮がほとんど。
梅花の気持ちを知り、応援する。
桜薫に入れ込まれているが……?
教坊《きょうぼう》とは、王宮で働く妓女を養成するための教育機関。
宮妓《きゅうぎ》とは、王宮にて式典などの時に舞を披露したり、楽器を演奏する妓女のこと。