桜月《おうげつ》
天香国現・国王であり、白桜の父親。
おおらかな性格で、白桜に甘い一面も。
“王とは中立的な立場である”という、信条のもと政を進めている。
白桜の想い人が、妓女だと聞き驚くが、息子の意思を尊重し尽力する。
側室の子である桜薫ことは、良く思っておらず2人の間には確執がある。
春玲《しゅんれい》
天香国・王妃であり、白桜の母親。
王妃としての気品と自尊心を兼ね備えた人物。
息子の想い人が妓女だと知り、王室の秩序と繁栄を守るために、白蓮と桜薫を利用し、2人の中を引き裂こうと策略する。
桜月の、白桜の意思を尊重する考えに反対し、桜月をも亡き者としようと策略する。
桜薫《おうくん》
白桜の腹違いの兄。齢20。冷淡な性格。
以前から色事に激しく、妓楼の妓女に入れ込んでいる。
側室の子ということから、白桜の正しい王位継承のためという理由で、王室から離れて生活する。
現在、王族の地位を持て余し、国中を旅する生活を送っている。
自分を追い出した桜月や、白桜、そして王室そのものを憎んでおり、その憎しみを春玲に利用される。
王の玉座は欲しておらず、ただ憎しみの感情で春玲と白蓮に協力する。