この作品を書いたのは大体10年前のことでした。
この頃の私はまだまだ創作意欲があって、コバルトの小説賞によく応募していました。
よく?……よく……? 昔のことなのでそれほど投稿してなかったかもしれない。
この頃、ノベル大賞という賞がありまして、そこに【こうして僕らは『愛』を知る】を投稿しました。
結果、賞を取ることができなかったものの第一通過のところに名前がありました。
第二通過しなかったものの、それでも嬉しくて嬉しくて友達に報告したものです。
ドキドキしながら、スーパーの本屋で立ち読みして名前を探して、見つけたときの衝撃……今まで忘れていましたが、今思い出せました。
なんか迸るパッションを必死に抑えていた思い出がある。
【こうして僕らは『愛』を知る】は一度シーンを付け加えて、なろうに投稿しました。
その時はリメイクというほど修正はせず、ほんとシーンを追加した程度でした。
しかし、今書いているものが詰み、昔の短編とかを投稿しようとデータを漁っていたらこれが目に入り。
よし、これをささっと修正して投稿しようと思い立ち修正加筆をしていたのですが、文字数を見てびっくり。
五万しかなかった!!
え?
え?
ノベル大賞って、中編か長編の賞だった記憶があるんだが……?
そこで思い出したこと。
そうだ、このときって40×30の書式設定で応募して、原稿用紙換算で枚数●●ページ以上●●以下が主流だった!!!!!
今はこういう賞ってネットだと、シンプルに文字数10万文字以上●●万文字以下が多いけれど、昔はそういうのだった!!
最初は全部印刷して、原稿の上にクリップ挟んで、封筒に入れて切手貼ってポストに入れていたけれど、途中からネットからデータ送って応募できるようになったんですよ。
確かWordのデータ? いや、メモ帳だったかな? そのデータをページに添付して送っていたわ。
な、懐かしい~~~~!!! そう考えると、今はめちゃくちゃ応募するまでのハードルが下がっている!!
さて、余談はさておき。
なんか五万だと足りないなと思いまして、10万までどうにか加筆しようとしました。
で、書いてみると色々と
「うわ、このときの私の表現、回りくどい」
「あ、このシーンはないほうがいい」
「このシーンはこっちに持ってきて、このシーンと合わせた方がスッキリするかも」
「なんでお盆の話がないんだ? あったほうがいいのでは??」
「善家、なんでいるんだ状態になっているな?? もうちょっと意味を含ませたほうがいいのでは」
「親空気すぎなのでは???」
と、色々と書いてみたら修正加筆の騒ぎではなくなり。
これはもういっそリメイクだわ、となって全体的に書き直すことになりました。
気が付いたらかろうじて10万ちょっとの予定が14万以上の予定になりそうで^p^←こんな状態です。※今予約投稿している33話は全部で約77000文字
ちなみに画像は片方はノベル大賞で名前載ったときの雑誌で、もう片方は短編小説賞であともう一歩の枠で「四年と一年目の観覧車」の名前が載った雑誌です。
もう10年経ちますが、思い出がありすぎて今でも保管しています。
あと舞台の話だとか、時雨の祖父の話について語りたいところですが、それはある程度投稿した後で。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。