角川スニーカー大賞の一次審査結果発表がありました。残念というのか当然というのか、花と散りました。
どこが悪かったのかの講評をいただけると今後に活かせるのですが、自分なりに思うところは、場面転換が早すぎてダイジェストのように見えてしまうという点があげられると思います。
これを映像化したところを想像すると、4コマ漫画の作品をアニメ化したような感じになるのではないでしょうか。
『ハラッパーの真ん中で』の地の文は、いわゆる神の視点というもので、小説家の講師によっては禁じ手とされる方々も見えます。
また、言葉足らずな描写もある一方で、読者の方にとってはどうでもいいような事柄をくどくどと説明している箇所もあります。
内容的には具体的な個人名は出していないものの、政治や宗教などデリケートなテーマも扱っています。
舞台設定も、映画やドラマではスポットライトの当たらない三重県をメインフィールドにしています。これを東京の編集者の方が見たらどう思うかという点も気になります。
なにはともあれ、紙媒体の賞に応募することは、当分頭の外に置いておきたいと思います。なかなかに険しい山でした。
『ハラッパーの真ん中で』を第18話から再開し、区切りのいいところでカクヨム大賞に投稿してみようと思います。この分量で続けると、だいたい第80話くらいで第一部完になりそうです。