※本編のネタバレを含みます。本編終了後に閲覧頂くことをおススメします。
ほぼTwitterでツイートした時のままです。
だいぶチャラい(!)ので本編のイメージを損ないたくない方はご遠慮願います。
申し訳ありません。
世界観:魔法が存在しますが他は基本地球と同じ。文化レベルは17~18世紀の欧州。
細菌は未発見、火薬は実用化の初期、人工顔料が発明されたあたり。人間の体の構造は地球人と同じ。
宗教観:愛の神アエロス。
昼は女性、夜は男性、それ以外の時間はどちらでもありどちらでもない。
(英語の)冠詞の「a」と「えろす」というしょうもない造語(と、ちょっぴりギリシャ神話)
キャラぶれとかぶりを防ぐ為にテーマがあったりします。
エル 可哀想な美形
ユーク 残念なイケメン
イオ 愉快犯
ラディ 貧乏くじ
宰相 ビジネスマン
モルガ 頑張るお姉ちゃん
サナ かわいいお嬢さん
シェール 小学生
スフェン 腹灰(黒までいかない)
リアナ 遣り手ババア(褒め言葉)
並べるとコメディなのに出来上がるのはシリアスです。不思議ですね。
イオは兄、エルは妹、ラディは妹×2と弟がいます。
ラディは無意識にボンボン二人を甘やかすので懐かれました。
ラディの背負うものは家族(スラム出身)、イオエルは家名なので、イオエルの年齢を地球時間で換算するとちょっとしょっぱい感じに…。だから貧乏くじ引くのよラディ。
エル妹はイオが好きです。
でもイオは「100%可愛い妹(本当はいとこ)」としか思ってません。おまけにイオはほとんど実家に帰ってこなくて妹ちゃんは涙を飲んでます。
けど、イオも「僕が認めた相手しか許さん。どっかの馬の骨にやるくらいなら僕が貰う」って思ってます。
シェールが描くのは挿絵の「原画」です。
実際に本にするときは銅版画の職人さんが原画をメゾチントやエッチングの版にしてくれるので、印刷です。
名前だけキャラの設定。
カチュア家のクリオ(画家)のモデルはクリムト。
クリムトは様々な女性と関係を持って子供が十数人いたそうですが、パートナーのエミーリエとはプラトニックだったという説があるそう。
クリオとリタはプラトニックです。男女の相棒イイヨネ!
最初の方に出た幼児「リーオ」は第一王子の子供。
第一王子はわりと公正な人。弟王子たちに優しい。が、積極的に仲良くはしない。
第二王子は馬鹿王子(イオ談)。ユークとは距離がある。
第四王子はユークと仲良くしたいけど同じ腹の第二王子に気を使って微妙な距離感。兄が反面教師でまとも。
マーラカント(第二王子)は子供の頃病弱で大人まで生きられないかもと言われていたため甘やかされて育った。長じて健康になったけど、性格の矯正は出来なかったある意味可哀想な方。
カタカナの名前を考えるのが苦手すぎるので、たいてい元素周期表、天体、鉱物なんかの名前をもじって付けてます。元ネタがわかってにやっとして貰えれば嬉しい。
イオは最初シトリンから取った「シトリエ」って名前でしたがあまりにもお淑やかそうな響きなので止めました。色のイメージは引き継いでる。
スフェンの苗字フォーダイトは、自動車工場の塗料が固まって層になった人工鉱石デトロイトメノウです。現在は塗装の進化で出来ないそうです。
名前の話をしたので主要キャラを並べてみる。
イオリス・ハルナーク
エルファム・オブリディアン
スフェン・フォーダイト
ラディオ・エメラルダ
ユークリート・ナダ・オルファニアム
セラフィス・ノイライト
聖職者は神の子なのでファミリーネームがありません。
ユークは初出。
王族の男子はミドルネームに産みの母親の家名が入ります。
ユークの母親は聖職者なのでファミリーネームがありません。なので無いという意味の「ナダ」となります。
ちなみにnadaはスペイン語で無・何もないの意味。
宰相について
生家は国で有数の商家「カルナバレ家(not貴族)」。祖父が一代で育てた貿易商。交易中の不測の事態に対応するため従業員は武術と魔術を嗜む。そのためボディガードの請負も行う。一族の子は男女共に社交界のマナー、護身術、商売の英才教育を受ける。現在の当主は宰相の一番上の兄。
三男のセラフィスが国の中枢にいるため、競合から常に癒着を疑われているが、叩いてもほこりは出ない。だって兄たちとの関係は飲みながら世間の「噂話」をするくらいだもの(意味深)。
名前のネタ元はパリのカルナヴァレ博物館。都市の歴史を伝える博物館なので、国を作る宰相にあててみた。
宰相はスフェンの4歳年上(作中年齢)。
上記二人も教会組も年齢は決まってますがあえて作中に出してません。ご自由にご想像でお楽しみください(笑)。
宰相とスフェンの出会いはスフェン君10歳の時。王城に引き取られたばかりで沈んでいるスフェン君を心配して前代の治癒師のトップ(スフェンの師匠)が、気晴らしにパーティに連れて行ったのがはじまり。庶民のスフェン君は華々しい会場に気後れして逃げ出します。物陰で震えてたスフェン君をセラフィス(14歳)が見つけます。自分も二年前に親元を離れているセラフィスはスフェン君と意気投合。どうせ今の立場から逃げられないなら登りつめて一緒に仕事をしようと約束し、今に至ります。なのでこの人たちは二人きりの時はお互いの名前は呼び捨てです(スフェンは会話は敬語)。
ユークが作中で亘希に初めての友達的なこと言ってますが、彼にとってイオは友達じゃないのかという悲しい話になるんですが、ユークとイオは友人ではなく「同士」です。とても感覚的な話ですが、わかるかなこの違い...
超絶どうでもいい設定。
ユークは左利き。特に決めてなかったんですが本編で気付いたらそうなってた。
イオエルは右利き、ラディは両利きかな…
城下に住んでいる人たちの職業(一部)
・オペラ歌手
貴族地区のオペラ座が最高峰。才能があれば身分は関係ないので目指す人が多いが辿り着くのは一握り。観覧に来た貴族に見染められて庶民から社交界入りする場合も。
・役者
娯楽の少ない世界なので民衆に大人気。英雄譚が売れ筋。庶民の娯楽として生まれたが今は貴族もお忍びで見に来る。評判の演目は余興として貴族の社交場に呼ばれることも。
・郵便屋
強盗から手紙を守るため、ある程度の魔力を持ち護身術も身に着ける必要のある上級職。街での人命救助や治安維持にも協力している。地理に詳しく顔が広いので情報通。
・宝飾デザイナー
大衆向きのアクセサリーから貴族のティアラや宝剣のデザインまで依頼は様々。流行を生み出す人たち。王室御用達となれば王族と謁見して直接要望を聞く機会も。
イオ、エル、ユーク、モルガ、ルイのキャライラストと衣装デザインはTwitterのメディアにあります。作者のページのTwitter(鳥)マークから入れます。
※作者の絵柄は懐かし少女漫画風なのでイメージを壊しても良い方だけ見て下さいね……汗
こんなところまでお読みいただき本当にありがとうございました!
藤名