藤和

錬金術師のドラコは人当たりがいい。 同じ錬金術師のマロン、呪術師のペリエなど、友人達からも親しみと信頼を寄せられている。 けれども実は、寄せられているのは親しみと信頼だけではなく…

高校の生物部で飼っていたハムスターの太郎を引き取り、大学生活をはじめる。 太郎はとてもかわいくて、忙しい毎日の疲れを癒やしてくれる。 一年、二年、三年と経ち、太郎との生活は楽しい…

映画が嫌いだ。どうしても見続けることができない。 その理由も原因もわからないけれど、嫌いだ。 それでも、映画というものに対するあこがれを捨てられない。 そんなある日紹介されたのは…

学校には不思議な先生がいる。 ある日のこと、先生が授業の最後に折り本という小さな本を見せてきたので、折り本が気になって先生の元に作り方を訊きに行く。 先生から折り本の作り方を聞い…

時は明治。横浜の居留地近くの日本人町に住む浪花節語りは、ある日異人に浪花節を聴かせて欲しいと頼まれ披露する。 しかし評判は芳しくない。けれども、そこでひとり喝采を送ってきた異人と…

友人と一緒にごはんにおでかけ。 すると、私の作ったごはんが食べてみたいなんて言う。 それなら、一緒にピクニックしよう。

呪術師学会を追放された。 今まで在籍させてくれたのは温情だと言われたけれども、こんなの納得できない。 僕は絶対に学会に戻ってやる。

ついにホムンクルスを買った。 これからどんな生活が待ってるんだろう。

子供の頃、生まれたばかりの弟を神様に連れて行かれた。 思い出せないけど、忘れることもできない。

僕を人間にしてくれたのは、人形の君だった。

人間も人形も死に絶えたあと、世界は花に覆われた。 静かに近づく世界の終わりとはじまり。

博物館に置かれているうつくしい人形。 この人形は、どのように愛されてきたのか。 それを知りたい。

目の前にいる人気作家は、自分を人形だと言った。 でも、私が知っているものとだいぶ違う。

神の住処へ入ろうとする人間、それを僕は赦さない。 神様を人間の好きなようにさせてなるものか。

初めて会う許嫁。彼はきっと良い人なのに、不安が消えない。

琥珀を広う青年と、琥珀の人形の小さな箱庭。

この学校の寄宿舎には、少女と人形たちが住んでいる。 限られた時間の中でも、何も失わずにいるのは難しい。

鉱物を食べる人形が居た。 人間は人形を愛した。 その星には信仰が満ちていた。 けれども、人間と人形、神はわかり合えない。

鉱物が樹に生るこの世界では、鉱物を食べて成長する人形が居た。 人形とその持ち主と、彼らの住む世界と、世界を創ったかみさま。 そこは一体どんな世界なのか、少し覗いてみませんか？ …