ツイッターで炎上していて知ったのですが、KADOKAWA社長という立場の方の過去の発言に、「税金払ってないくせに格差を問題視する若者、将来に希望なし」「年収400万以下は事実上所得税払ってません。まさか消費税だけで税金払ってるとか言うなよ」という内容があったそうです。
ショックの余り昨日から、カクヨムで書くの止めようかと思う程悩みました。
年収400万って……私のような介護職やゴミの収集、清掃などエッセンシャルワーカーの多くは年収400万以下の低収入で働いてます。
それだけでなく角川書店の本を店頭に並べる書店の人やアマゾンなどで購入した本を配達する人も、ほとんどみんな低収入です。こういう人を切り捨てて、会社が、社会が、本当に成り立っていくと、この方は思われてるのでしょうか?(というか、多額の税金が払えるだけの給料を出さない会社の問題でもあるのでは?)
私は現在執筆中の「アジェンナ国物語」で、社会に必要な仕事をしていながら不当に差別されている人達を書いているけど、こういうの、ファンタジー小説の中だけにして欲しいですよ、ホントに!
また、多額の税金を払えない若者を貶めるような発言も、文学の世界とは相容れないと思います。世の中には色んな事情(家族の介護、病気、心の病等……)で働けない人、貧困に陥った人がいて、そういう人に寄り添い、励ましてきたのが文学だと思います。そういう世界の代表である方からこんな発言が出るとは。角川書店から本出してる作家さんはみんな怒っていいと思いますよ。
カクヨム、退会しようかな、とも一瞬考えたんですが、良い本もたくさん出してるし、KADOKAWAという会社全体が「そういう組織」ではないと信じて、もう少し様子を見ようと思います。
こういう事を書いて不快に思われる方もいらっしゃると思います。ごめんなさい。どうしてもこればっかりは書かずにいられませんでした。