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メモ3

 時々私は絵を描いた。
 仕事に就くこともままならない。私は絵の教授に芸術大学の推薦をもらうため、ゼミに足を運んだ。先のことは全く考えていなかった。
 親は進学するならと言って願書にサインした。ただ、いつもいうのは
「先のことはどうするんだ」ということだけだった。
 私は多分虚な顔をしていただろう。今もその癖は消えない。どうでもいいことはどうでもいいのだ。

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