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新年の挨拶と目標

ここを開いた酔狂なあなたへ
あけましておめでとうございます。
2022年は小説を10万字書くという目標を漠然と立てて、当然のことながら達成することが出来ないままに終えました。
2023年は10万字の長編小説を書くことは目指しません。
私は考えました。
論理的に言って、そもそも純粋な文章量として一年間で10万字書くことが出来ない人間は、より高度な技術を要求される10万字の長編小説を執筆することなど不可能ではないか?と。
そこで、本年は内容問わず純粋な文章量として合計10万字を執筆することを目標として設定しました。
さて、これだけでは漠然と目標を立てた昨年と何も変わっていません。
そこで私は毎日何文字書くべきかを計算しました。
10万÷365≒273
毎日273文字書くことを365日継続できれば、合計は10万字に到達します。
Twitterの文字数制限が140文字であることを考えれば、長文ツイート2回分です。
一瞬、これなら行けるのでは?と思いました。
しかし、人間はサボるものです。
書くことを始めてしまえば273文字書くこと自体は可能でしょう。
ですが、自分が毎日書き始めるとは到底信じることができません。
さらに言えば毎日273文字というのは数値としては成長がありません。
毎日パソコンを開き、短くても文章を書くという行動が習慣化すること自体は喜ばしいですが、逆に言えば習慣化に成功しても一日あたり273文字で満足してしまうおそれがあります。
懸念はもう一つ、書くことが全く習慣化していない人間が書くには273文字は意外と多いのです。

いくつか考えた末、私はこの2つの問題を同時に解決する目標を設定しました。
「前日の目標+5文字」が毎日の目標です。
1月1日は5文字、2日は10文字でいいのです。
これくらい少なければ、書くことがなくなるなんて事態も発生せず、一瞬で書くことができます。
なんせ、「あけましておめでとうございます」だけで15文字なのですから。

そして、5文字というのはとても……とても軽いです。
書くネタさえあれば、1000文字書いた次の日に1005文字書けないことはないでしょう。
実のところこの方法ではいつか必ず物理的限界が来るのですが、それは数年以上先のこと。
1年目は365日目でも1825文字で済みます。速筆の方なら1時間もあれば書けてしまう量です。
また、実は10万字書くという年間目標は毎日ノルマを達成しなくても200日程度で到達してしまいます。200日というのは夏休みがある小中学生が学校に行く年間日数と同じくらいです。

それくらいなら頑張れそうだと思えたので、この目標を設定しました。

まだ書くことに慣れておらず散らかった文章になってしまいましたが、改めて本年もよろしくお願いします。

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