佐賀瀬　智

今日もフィールドに出かけると、思わぬ出来事に遭遇した。 息を潜めてその一部始終を見た私は浄化された。 馬と私シリーズその②

2020年、新型コロナウイルスが猛威をふるう中、働く医療関係者やキーワーカーを称えるため、毎週木曜日の夜8時に拍手や、クラクションや花火が打ち上げられる。 カントリーサイドの小さ…

面白そうなので参加してみた100の質問。

ある日、インターネット上に"ネットモチュモチュを育てよう！"という広告が載っていた。タケシは何の気なしにタップしてしまう。それは文字通り、モチュモチュという架空の種を育てるという…

1990年代半ば、バブルがはじけ日本経済が降下線をたどり始めた頃、美佳は大学生2回生だった。ディスコで出会った赤いポルシェの男、圭介とのスリリングなドライブが忘れられない。

　螢川学園高校一年生のヒロこと北村博司はわりと影響されやすいタイプの多感な高校生。実はちょい隠れオタクだった。ある日、父親のCDラックから見つけたイギリスのパンクバンド、セックス…

カプチーノとオーダーしたら、この国ではめずらしく迅速にカップオブティーが運ばれてきた。イギリス生活の狂気にも似た魂の愛を込めたぼやきいろいろ。なんでやねん、いや、それちがうやろ、…

裕福な家庭に生まれた僕、幸治。それは幼稚園のお受験に合格したときから始まった。謎の言葉『おめでとう』 KAC9 参加作品

人類VSロボットの戦争が始まってしまった近未来のお話。 KAC4参加作品

オレンジ11氏による企画「同題異話にありがとう」参加。 夢月七海氏に感謝を込めて。

同題異話・三月号「また会いに来たよ」参加作品。 食べた梨が超うまくて、なにげに種を植えたら、芽が出て、木になって、十三年後に実がなった話しを少々ドラマチックにしてみました。ある意…

　ヴィクトリア時代後半のイギリス。ジョゼフはヨークの孤児。子供の頃から盗みで生きてきた。青年になったジョゼフはマジックのように人様のものを盗むピックポケット、スリのプロフェッショ…

西暦2XXX年の日本。世界から取り残され、独自の進化をつっぱしる日本。世界中が祝うクリスマス。日本では老人によって魚肉ソーセージで祝うという独自の進化を遂げていた。

同題異話・十一月号参加。同題異話・五月号「薔薇香る憂鬱」のスピンオフ作品です。女子高校生の山内絵里菜は図書館で見た美しい人にドキドキを覚える。図書館でその人を待ち、その人を見るの…

オスカー・ワイルドの『幸福な王子』のパロディー。 同題異話・九月号参加作品

『300文字の可能性を追求する』参加作品。 ◆物語の開始時『一人』でいる ◆『不可解なこと』を三つ含む ◆『思わず読み返してしまう』しめの一言 の三つの決まり事のある会話のある3…

ガイドのおじさんにつれられて城内を見学してきました。 あるまたく氏による企画　私ならば『こう書く』に参加した作品です。少し修正しました。

田中公平38歳、山本麻衣子36歳。二人はお見合いをし結婚を前提にお付き合いをしている。が、紅茶好きの公平は麻衣子の紅茶の入れ方にどうしても我慢できない。このまま麻衣子と結婚しても…

ある日、二階堂圭は車をぶつけてしまい、梅雨入りと同時に一週間バス通勤をすることになる。朝のバス停には3、4人の通勤人に混じって80歳くらいのおばあさんがいた。バスを待つ間、関西弁…

寺内弘二は花屋の一人息子。高校卒業時に父親が倒れ大学進学を諦め花屋を継ぐ決意をし、弘二の彼女である亜紀に勧められ、花についての知識を得るためフラワーアレンジメントのコースに通いは…

　ミュージシャンになるために田舎から都会に出てきた加川誠は、ごきげんなバンドメンバーに巡り会うも、バンド活動はいつのまにか13年にもなる。メンバーが抜けていく中、この先どうなるの…

主人公「僕」のお母さんが入院したので、いつもの夏よりは長く田舎のおばあちゃんの家にステイすることになる。退屈な僕は、森の中にあるお屋敷の主、ジョン・アシュフォードのところへよく遊…