• 異世界ファンタジー
  • 恋愛

【雑記・キャラ語り】サティア・イゼット編【くすんだ銀の英雄譚】

割とこんなお遊びやってる場合じゃないのでは? という気がしている昨今です(挨拶

なのにキャラ語り五回目です。
本編二章のスポットヒロイン担当の子です。

そのうち他の作品のキャラに関してもつらつら書きたいやつですが、果たしてできるかどうか…。


書くのも読むのもおっついてないというか、いっぱいいっぱいな今日のこの頃です。
時間が足りません。あと体力も。


--------------------------------------------

【サティア・イゼット】

・コンセプトは「お金大好き商人娘」。ふるーいライトファンタジーだといろんな作品に一人くらいいた気がする感じのキャラ設定で、主人公達をいいように使ってぼろもうけしようとしたり、目論見が失敗して痛い目をみたりする感じの、あとは関西弁みたいな喋り方してそうなやつ。今はもう絶滅危惧種かなってくらいに見かけない気がするのですが、どうなんでしょうね実際。
 ひとまず、関西弁はいくらなんでもコテコテが過ぎるし、そも書いてる私が方言に詳しくないので、サティアに関しては標準語でいきました。

・ポジションは、「二章における事件の発端」。
 シドを事件に巻き込むためのキャラクター。かつ、実のところ当人もそれと知らずに他人の思惑に巻き込まれている、そんな感じのヒロイン。

 コンセプトに則ってシドをだまくらかそうとしたりもしていますが、こちらは物語上で引っ張ってたところで嫌悪感につながりかねない要素なので、

 すぐにばれる⇒謝罪⇒和解

 みたいな工程を早々に済ませる仕立てとしました。
 このあたりの流れの速さはシドの「おひとよし」設定に頼り切ってます。

 正直、焦点をシド以外に移しつつ話を進行していたので、流れとして彼女の描写にかけていられる時間があんまりなかったというのもあります。

・実を言うと、当初の予定では二章に入ってすぐオルランドの話を想定していたのですが、「せっかく旅してる設定なんだから、船旅を書きたいな」と思い立ってしまったことから二章の話が挿入される運びとなりました。
 サティア、及び二章の敵である水竜人の戦士達は、この完全な思い付きに合わせて追加された面々です。《軌道猟兵団》の冒険者たちは言うに及ばず。

 まあ、サティアだけは他のキャラと少々順序が異なるというか、もともとどこかで出すつもりだったキャラクター(明確に「サティア」として固めてはいなかったので、物語上の「役割」と言うべきかも)の出番をスライドしてここに持ってきた、という方が正確なしろものではありますが。

・外観イメージのベースは特になし。
 言動を描写するうえでのベースはゲーム「艦隊これくしょん」より「鈴谷」。
 「若い女の子である自分に自信を持っている」「自分は若くてかわいい女の子だから世の中だいたい何とかなる、と思っている」タイプの女の子、という想定で、台詞や所作を描写。そのベースとなる比較参照元として鈴谷を持ってきた格好。
 他方、そういうキャラクターであるがゆえのギャップとして、「本当に危険な事態に遭遇すると脆い(≒真の危険に独力で対峙する能力や気骨を持たない「子供」)」キャラクターとしてスペックを振ったつもりです。

・陽気で明朗快活。社交的で話し好き。社会性の高さゆえにまったくの礼儀知らずではないし、根の部分もおそらく基本的に「いい子」。
 ただ、「若くてかわいい女の子の自分は周りの連中よりえらくて価値がある、ゆえに世界と世間は自分にとって都合よく動く」とごく自然に認識しているので、シドに対する応対(及び周囲に対する応対)は往々にして辛辣かつ不遜になる(※ナメてかかっている)――といった調整で想定していました。
 「不遜なかわいげ」で済むよう、あまりキツくならないようにはしたつもりですが。どうでしょうね。

・ただの「お金大好きな女の子」だと動機から行動への導線が単調になりそうだったので、分かりやすく「お金を稼いでいる理由」を伏せ札として追加。
 概略は軽く固めているので、どっかでエモ要素として札を開きたいところですが…これは果たしていつになるか。だいぶん先になりそう。そもそもちゃんと使えるか?

・こう言ってはなんですが、スペック的な部分を鑑みると、伏せ札を開くとそこで役割が「終わり」になりそうな(その後の作劇上、特にやることがなくなるタイプの)キャラではないかという気がしています。

・「大丈夫? お財布揉む?」は古いネットミームからのパロディ。言わなくても分かる方は果たしてどれくらいいるのでしょう。
 単発ネタの割にいざやってみたら思いのほか深刻かつイカれた感じになった気がしているので、お金大好きキャラ立てとしては上手く立てられたかなーと思っていますが。さて、どうでしょう。

 正直、気分が落ち込んでいる時に「大丈夫? お財布揉む? あげないけど」と優しい顔でお財布を差し出されたら、私自身はまあまあ困惑するんじゃないかなぁと思っています。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する