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急に申し訳ないのですが二日連続更新なのですという報告。ついでに特段使うあてのない無駄設定開陳などします


おおっとぉ53話ラストにしてェ! 章タイトルにも名前が挙がる謎の刺客がエントリーだアアァァァ――――――――――――ッッ!!!

……みたいな展開から三日も日が開いてしまうのって、なんだか間抜けな気がしてしまったのです。

なので、54話は二日連続更新です。二話まとめて一日でぶん投げるのとどっちにするかは、昨日まで少なからず迷いました。
まあ、いずれにせよ書きためぶんにもまだかろうじて余裕あるのでね。あるので。ええ。



…これだけだとさすがに何なので、以下は本編で出てきたはいいけど特にこの先使う当てのない設定など。

53話でわらわら出てきた微妙にうざい感じの新聞記者達。
特に意味はないというか本当に何の意味もないのですが一応以下のような設定があります。他にぶち上げるところもないし今後の登場機会はなおないだろうということで、ここらでぶち上げておきます。
登場順です。


【ローナン・マルセン記者】
オルデリス公領の地方紙、オルデリス・デイリー紙の男性記者。
真っ先にトリンデン卿へ質問していたひと。

乱雑になでつけた手入れの悪い金髪と無精髭、襟元がヨレたシャツにくたびれた背広とスラックスの上下という格好の中年男性で、典型的な三文記者。
記者の仕事とパブ通いで朝帰りを繰り返した挙句、そのあまりにだらしない生活に妻が愛想をつかして逃げてしまい、現在は無暗に面倒見のいい娘と二人暮らし。娘の結婚資金を稼ぐために一発大きなスクープを当てたいと思っている。

シオン達への取材をもとにデマ同然の飛ばし記事を書き、公表寸前でこれを阻止されたという過去があり、シオンの新聞嫌いを形作った元凶のひとり。
記事の原稿を焼き捨てられ、ビアンカとロニオンからトラウマが残るレベルの脅迫を喰らったときのことを今でもたまに夢に見る。


【サマンサ・ロドニエ記者】
オルデリス公領の地方紙、コートフェル・ポスト紙の女性記者。
若い頃は美貌と身体を武器に色仕掛けで特ダネを引っ張ってくるコートフェル・ポスト紙の看板記者だったが、年齢を経るに従い女の武器が錆びついてくるにつれ目に見えて取材の成果が落ちており、ここ数年はかなり焦っている。

シオンの新聞嫌いを作った元凶のひとり。かつて、当時15歳のシオンに色仕掛けですり寄ろうとした末にその辺のゴミ箱へ頭からぶち込まれたという過去がある。


【ボードマン・ドメオ記者】
オール・ルクテシア・ジャーナル紙の男性記者。
オール・ルクテシア・ジャーナルはルクテシア島全土をカバーする全国紙という看板で売っているが実情は技術的な問題で公領単位の紙面が精一杯という看板倒れの二流紙。
日に焼けた赤銅色の肌と二メートル越えのマッチョな肉体、輝く白い歯とうざい笑顔を兼ね備えた暑苦しさの塊。まだ二十歳そこそこなのだが十歳は年長に見える。

シオンの新聞嫌いを作った元凶のひとり。まだ十五歳の見習い記者だった頃に朝から晩まで、風呂場から公衆トイレの中まで蛇のようにつきまとい、とうとう冬の水路へ蹴り落とされたという過去がある。なお当時から老け顔のマッチョだった。


【イメルティ・ボーモン記者】
アースシー・スクープ社の女性記者。
所領はちいさいながらも貴族の家柄で、颯爽とした職業婦人に憧れ家を飛び出して新聞記者になった経歴の持ち主。
記者のしてのスペックはきっぱり低く社内の新人にすら鼻で笑われるレベルだが、やる気と情熱、めげない根気は人一倍という報われないひと。
給料の一部と実家からの仕送りすべてを毎月孤児院への寄付にあてており、その辺の事情を知ってしまっているせいで記者嫌い新聞嫌いのシオンも彼女だけにはあまり辛辣にあたれない。

「イメルティ・ボーモン」は平民風に省略した名前で、正式な本名は「イメルティ・ネオーレ・エア・ボーモン=ハイファイク」。オルデリス公領の北方に位置する小領をあずかるハイファイク伯爵家の長女。


【エリオット・メルヴィン記者】
ハイソサエティ・ムーブメント社の記者。
ボーラーハットにトレンチコート、分厚い丸眼鏡と黒々したカイゼル髭が特徴的な、車止めのポールを思わせる猫背の男。双子のようにそっくりなワーカー記者は従兄弟にあたる。

ハイソサエティ・ムーブメント社は「知識階級向けの科学的かつ高尚な記事」を売り文句にしているが、実情を言えば体裁がそれらしいだけで、「特に知的ではないが知識人ぶりたい上流階級御用達」の新聞というのが実情。


【ワーカー・エンデマン記者】
ハイソサエティ・ムーブメント社の記者。
ボーラーハットにトレンチコート、分厚い丸眼鏡と黒々したカイゼル髭が特徴的な、車止めのポールを思わせる猫背の男。双子のようにそっくりなエリオット記者とは従兄弟同士だが、瓜二つでまったく見分けがつかない。

従兄弟と同じハイソサエティ・ムーブメント社へ入社したのも、特徴的なボーラーハットにトレンチコート、分厚い丸眼鏡にカイゼル髭といういでたちの一致も、どちらも完全な偶然の一致なのだが、それゆえにいっそう不気味さが増している。

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