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続・今書いている小説について。

皆さんは、『あの本、読みました?』というテレビ番組を観たことがあるでしょうか?

内容は、女優の鈴木保奈美さんがMCで、ゲストには、その回の内容に沿った編集者や、作家なんかが登場します。
正直に言ってしまうと、番組そのものは別にこれといって面白くはないです^^;(好きな方がいらしたらすいません)
でも、作家という人種が面白くて大好きな私としましては、ゲストが作家メインの時は楽しみに拝見させてもらってます。

で。

題名にもある、今書いているものについてですが。
今週の回が、
『音楽と小説』(そんな感じだった気がします)でした。
確かTVerでも観ることができるので、内容を細かく知りたい方は観てみてくだい。
私の好きな朝井リョウさんがゲストで出演していて、音楽ものの小説は難しいと、他のゲストも一緒になってウンウンと賛同していました。
そこで、そんな音楽ものの小説で凄いものは何かという質問に対して朝井リョウさんが答えた作品が『蜜蜂と遠雷』でした。

「だろうな」と思いながらも、そこはプロ作家。
どうしてコレなのかというところに注目していると、これといった具体的な答えも、あるいは、プロならではの答えも、そして、どこかで答えのようなものを聞けるかもしれないと思っていた私の求めていた答えも聞けませんでした。

「それほどか!?」
だけが残りました……。

М・ブラスト!! を書き始めて、何度かこうして近況ノートでも書いてしまっていますが、皆さんに聞いてみたいです。

「音楽ものの小説を書くとなった時、その時、なにを一番大事に書きますか?」
特殊で、大変むずかしい質問だということは重々理解しています。
でも、だからこそ聞いてみたいです。
とくにジャンルは決まってません。もし、よろしければお聞かせください。

長々とすいません。
よろしくお願いします。

10件のコメント

  • 『蜜蜂と遠雷』は曲そのものの説明というよりも、その曲を通して演奏する登場人物たちが感じ取ったイメージであったり世界観だったりという抽象的なものを、曲を知らない人にも伝わるように解釈して言語化したのも見事だなーと思いました。
    上手く言えないんですけど、キャラクターたちが曲の演奏を通してそれぞれ表現したい、伝えたいと感じた想いのようなものを、恩田さんが代弁しているような感覚というか。
    あと、コンクール特有のヒリつくような緊張感が漲ってて、「おぉぉぉ!」となったのを覚えています。

    私が音楽そのものの物語を書くとしたら、そうですね…。
    その曲がこういうもので…というよりも、その曲を通して何を表現したいのか、どうしてその曲でないといけないのか、ある種の必然性みたいなものを大事にしたいかもです。
    わかりにくくてすみません…。
  • もも さん。

    早速のご返答ありがとうございます!

    「どうして」ですか、なるほど。
    そうであれば、ストーリーの重要性なんかも生まれますね。
    キャラクターの背景、性格なんかにも大きく左右される。
    とても参考になります。

    蜜蜂と遠雷は確かにそうですね。
    『栄伝』なんてモロですしね。
    実は、今作の主人公である『風間天』の『風間』は、『風間塵』から拝借してます^^;
    ピアノとギターでは違いますが、でも楽器。音楽という共通点は多いと思います。

    私の本当に身勝手な、それでいて、とても答えづらい質問に対して、ここまで真摯に返答をいただけたこと、本当にありがとうございました。
  • 蜜蜂と遠雷は読んだことはありませんが。

    音楽ものを書いたことがあります。
    その時は、才について書きましたね。
    才を失っても続けられるのか。
    そして、本当の才能とは何なのか。

    その点。
    とあるカクヨムの人が。
    あまり伸びていないのに。
    1年以上。
    ほぼ毎日。
    新作を投稿してるのを見て。
    才能があるなぁと思っています。

    方向性さえ定まれば。
    きっと日の目が見るだろうと。

    継続し続けるのも才能ですからね。

  • 音楽を文章で表現する……確かにこれは至難であります。
    自分は小説を書く時「漫画の文章化」を目指して地の文を書いてますので、曲を表現するのは難しそうです。

    強いて言うなら「演奏する側」と「聴く側」の両方の感情、発し方と受け取り方のキャッチボールを重視する書き方になるかなぁ。
  • 橘風儀 さん。

    ご返答ありがとうございます。

    『才』ですか。実に橘さんらしい答えだなと思いました。
    方向性は確かに指針、ひとつの目標になりうるとても大切なもの。

    継続なんてまさにその副産物ですね。
    表現において武器にもなる力。
    なるほど……。

    質問という、ある種、失礼になってしまうこのようなものに対して、真剣に答えていただけたこと、大変感謝しています。
    ありがとうございました。
  • 三流FLASH職人 さん。

    ご返答ありがとうございます。

    なるほど。
    私が今、『演奏する側』というベクトルにかなり偏って考えてしまっていることに気づかされ、この三流さん(なんだか申し訳ない^^;)の返答はいい意味でブレーキになりました。

    それに、キャッチボールというのもとても面白い発想だなと驚いています。

    こうして自分の作品のことについて質問、ましてや、考え方を相談してしまうのは失礼にあたってしまうのではないか? と思ってました。
    それなのに、しっかりと答えていただけたこと。
    感謝してもしきれません。
    この度は、本当にありがとうございました。
  • 何を一番大事にするか。

    私は特に変わりません。答えになるかわかりませんが、カクヨムで音楽を扱って書いた事が一度あります。「レモンティ」と言うタイトルです。特に何も考えず、書きたいままに書くだけでした。
    音の表現とかはどうでもいいです。音と考えて書くから難しく感じるだけで、音楽って何かを自分なりに書ければ良いと思います。 
    そして他のコンテンツと比べるのでなく、小説の世界は唯一無二と信じる事も大切だと思います。
    詳しく書くと長くなっちゃうので、わかりにくくてすいません(^ ^)
  • 福山典雅 さん。

    ご返答ありがとうございます。

    なるほど、そういった考えなんですね……。

    難しいということが分かった上での今回の判断でした。
    『音の表現』
    これが今作での技術的なテーマです。

    音楽は、読んで字の通り、音を楽しむ。
    そこには、作品自体のテーマが入ります。

    小説だからできる表現。それは、文字、言葉のみでのもの。
    やっぱり、こうして聞いてみたことはよかったです。
    新たに考え直すこともありましたし、『М・ブラスト!!』、『ON・楽』という音を題材にした作品を書こうと思った段階での決めていたことへの再認識にもなりました!

    「何を一番大事にするか。」
    これはすごく重要なことでしたね。

    今回のかなり込み入った質問に対して、こうして真剣に考え、返答をいただけたこと、感謝します。
    この度は本当にありがとうございました。
  • 遅ればせながらコメントさせていただきます。

    私の書いた作品では、敢えて『音の表現』を取り除きました。
    描きたかった主題を『誰にでもありそうな青春ドラマ』と割り切ったというのが理由ではありますね。
    (自分の実力で音の言語化が難しいと感じたのも理由の一つではありましたが……)

    そこを省く事で、バンドのみならず楽器演奏に触れてきたことのない方々にも、物語への没入感を高められるかな?と、考えたのは確かです。
    読んでいただいた方の経験と想像で補完していただこうかな?と……。

    その為、既存の楽曲、アーティスト名、楽器の固有名詞(メーカー・モデル等)、演奏技術なども極力出さぬよう意識しました。

    主軸を『バンド』としながらも、なるべく『音楽』色を薄めるという方法で主題に目を向かせようとした、ある意味邪道なやり方かもしれませんので、あまり参考にならないかもしれません……。
  • 麻田 雄 さん。

    ご返答ありがとうございます。

    麻田さんの作品での表現は、ひとつの答えだと思っています。

    かなり思い切った表現方法(すいません^^;)であり、だからこそ、作品に対する責任や、大事にされていることが顕著です。

    余分? 余計?(はたまた危険!?)なことになってしまうかもしれない既存のものを書くというところも、考えさせられましたね^^;

    読者の没入感という点では、情報や知識は、ブレーキや邪魔になってしまう。
    だからといって、ある種の盛り上がりを作るのであれば、ここら辺のものも必要……。

    そもそも、既存、現実に存在するものを題材にすることがここまで難しいものだったのかと毎日のように思ってます……。

    今回麻田さんが立ち上げた自主企画に、参加されている作品を数作読んでみましたが。
    面白い、です。いろんな意味で(敢えて^^;)

    大いに悩む反面、それがモチベーションや、イマジネーションに繋がってくれるのも事実。
    だから書きます! 書き切ります!!

    今回、こんなワガママのような質問にお答えいただけたこと、大変感謝しています。
    ありがとうございました。
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