荘子のお話

 こんばんは、ワシワシです。今日は天気が良かったので、散歩してました。今まで散歩中にいろんな嫌な事が連想してイライラする事が多かったのですが、最近それがなくなって、自分の世界に浸れるようになってきたのはありがたい事です。

 さて、タイトルにある荘子のお話をチョット紹介したいと思います。

 まず、荘子って誰?と言う事ですが、春秋戦国時代(紀元前4世紀くらい)の中国に生まれた人で、名は周、つまり荘周と言う人で、かなりの知識人だったそうです。

 そんな、荘子は思想家であって、色々な寓話でもって世の中に違う視点の持つ事の重要性を訴えています。
一つ紹介します。

  渾沌(こんとん)の死


 南海の帝を儵(しゅく)と言い、北海の帝を忽(こつ)と言い、中央の帝を渾沌(こんとん)と言う。渾沌に手厚いもてなしを受けて、それに好意を感じた2人が、「人間には、目鼻口等の7つの穴があるが、渾沌にはそれがない。ここで、一つ顔に穴を空けてみてはどうか?」

 2人は1日一つの穴を空けていきました。7日後に渾沌は死んでしまいました。


 この物語で言わんとする事は、渾沌は最初自分の中で心を誰にも邪魔されず自由に過ごしていたのでしょう。ところが、穴を空けられた事によって外界からの刺激に晒されてしまったのでしょう。世間を知ってしまった。
そこで、心穏やかで居られなくなって亡くなってしまったと言う事ではないでしょうか?

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する