冬華

天下人、豊臣秀吉の妻・北政所寧々は、孤独の中で死を迎えた。どうしてこんなことになったのか。栄耀栄華を味わうことが本当に欲しかった幸せだったのか。そして、最後の瞬間に出した結論は、…

「寧々さん、藤吉郎を振る！」のこぼれ話をここに集めました。主にギフトを頂いた方へのお礼として、近況ノートに書いていた話が中心となっていますが、書下ろしのお話もございます。 なお…

戦国時代の日本で悪事の限りを尽くした松永久秀は、愛用の平蜘蛛茶釜に火薬を詰めて火を灯し、盛大に爆死した——はずだった。 しかし、生前に習得していた技に助けられて、転生先を妖怪平蜘…

レベル１の女商人アリアは、勇者アベルの仲間であり、恋人だった。それなのに、朝起きたら彼はベッドの隣どころか、村から荷物と他の仲間と共に消えていた。「さよなら」の置手紙一つすら残さ…

ようこそ、居酒屋「虎の涙」へ。当店は、阪神ファンが集う場ではありますが、決して排他的ではありません。割り箸の袋に「巨人ファンはお断り」とあっても、気にしないでください。ネタです。…

野球観戦中、悪目立ちしてテレビに映ってしまった井伊と和気。内緒にしていた事実が見られてはいけない人に偶々見られてしまい……スマホが鳴る。果たして二人の結末は如何に。 ※KAC2…

ジェット風船が解禁されたスタジアムで迎えた７回表。観客たちはその裏の風船飛ばしの準備に大忙し。恒例のヤジも、風船を膨らませる間は鳴りを潜める。だが、いつまでたっても、７回表が終わ…

「好きなタイプ？そうね……わたし、マッチョな人が好きかな」 この一言が、3人の男たちの運命を狂わせた。わずか3か月の期間に繰り広げられる駆け引きの末に、果たして彼女は誰の手に落ち…

「……ねえ、親には今夜は真紀の家に泊まって来るって言ってるの。だから……」。この言葉で始まった彼女との深夜のお散歩デート。目的地は、もちろん自分の住むアパート。無論、やることは一…

２年半付き合った彼女の部屋に初めて入った男は、カレーの食べ方が気に入らないと言われて、突然別れを告げられる。意味が分からず、かといってどうしようもなく、そのまま部屋を追い出された…

ある日、主である女の子から「こんなものをいつまでも持っていたら、子供っぽいと友達に笑われるから」と言われて、押入れに追いやられたぬいぐるみたち。迫りくる新たな強敵（抱き枕+BL本…

大正の頃から続く小さな古本屋。赤字続きで、その店はあと10分で店じまい。そのとき、駆け込んできた最後のお客は、女子中学生だった。はたして、彼女は何を買うのか。最後の１冊に選ばれた…

4/10時点で1勝12敗1分けのチームの監督が休養したことに端を発する物語。 フィクションで終わるのか、それとも、これに近い話になっていくかはわかりません。なお、リアルの試合をみ…

【遊び人】ヴァルス・ナバールは、今を時めく勇者パーティの一員であり、公爵家の御曹司だった。 しかし、仲間である女魔法使いや聖女様への度重なるセクハラ行為を弾劾され、ついに、パー…