この季節が来ると、毎年、学習塾や予備校の宣伝が増えますよね。もうとっくに受験生じゃなくなったのに、なんだかドキッとします。
ハイジやクララを駆り出したり、名門大学に実際に受かった学生をCMに起用したり、各校色々ですが、中でも、あの電車の扉のガラス部分に貼り付けられている、怒濤の、で有名なM学苑は、出色だと思うのですが、どうでしょうか。
わりとイケメンのヤマトタケルを中心に据えて、縄文人や弥生人、腰蓑を着けた訳の分らぬ受験生風、海外の偉人、猿の惑星の人たち、かぐや姫などの物語の登場人物など、とにかくいろんな人が登場して(しかもすべて変装)、本当に楽しいですよね。
私はこの広告を見つけるたびに、今回はどんな人がエントリーしているのかと、じっくりながめて楽しむのですが、プリン星人が出てきたときには、感動のあまり、初めてM学苑についてググりましたよ。まさに、術中に嵌まったってやつですね。
ぎゅうぎゅう詰めの車内で、自分の意思に反して、降り口とは反対側のドアに押しつけられたとしても、そこでこのイケメンのヤマトタケルと、彼を囲む素っ頓狂な仲間達を見るだけで、不思議に心が和みます。
それがですよ、みなさん。今年のポスターを見ました? ヤマトタケルが、あのヤマトタケルが、不細工メイクになっているのです。
ど~したの~?ヤマトタケルに何があったの~??
いやいや、きっと、新しい扉を開いたのでしょう。常に、半歩先を進んでおられるのでしょう、きっと。
やっぱりさすがです。お陰で、遅延の電車の中でも、楽しい気持ちでいられました。
ありがとう、M学苑。