最近、眠くてたまりません。春眠、暁を覚えずと言いますが、冬眠、暁を覚えていません。
冬眠と言えば、今年は暖冬なせいか、冬眠しそびれている熊がいるとか。空きっ腹を抱えて、何もない森をうろうろしているところを想像して、心配になりました。本当だったら、暖かな穴蔵で、ぐうぐう眠っていただろうに、本当に気の毒です。
そういえば、全部ではないそうですが、動物園の熊とか、冬眠しないところもあるそうですね。まあ、餌が豊富にあれば、野生の熊も冬眠しないことがあると、どこかで読んだので、そう言うものかとも思いますが、どちらが熊にとっては幸せなのでしょうね。私なら、寝ておきたいかな。あくまで今日の私ですけれど。
子供の頃、衝撃だったのは、ムーミンが冬眠することでした。どこかに冬眠用の穴を掘って、そこで寝るのかと思ったら、自分の部屋のベッドで普通に寝たので、びっくりしました。
熊でも人でもない、もちろんカバでもないムーミン。ふうん、不思議だぁ。
子供心に、そんなことを思ったものです。
私の母は、このムーミンの冬眠シーンを見るたびに、うらやましい!私も冬眠したい!と叫びます。
私は起きていたいなぁ。雪景色とか、こたつで鍋とか、冬も悪くないと思うのです。
でも、そんなのなくても、私は冬眠する方がいい、と、母は言います。暖かなねぐらで、春が来るまでとろとろ寝ていたいのだそうです。
きっと前世は、熊かウサギか、あるいは蛙あたりだったのでしょうね。
きっとね。