芦原妃名子さんの件で、小学館の現場の編集者達から、勇気あるコメントが出ましたね。前日だったか、小学館本体が、社内への説明はしても、社外に向けて説明する意思がないとするニュースを見たばかりだったので、ほっとして、何だか涙が出ました。
現場の社員たちが、会社の方針を越えて、このような行動を起こしたことは、元会社員だった私からしたら、どれほど勇気がいることだったか、想像に難くありません。そして、現場で働く人たちの誠実な思いが、拙くはあったけれど、オープンにすることが出来てよかったと、心から思いました。
今回の勇気ある行動は、とかくリスクマネジメントという名の下に、情報を遮断し風化を待つという今の風潮に、一石を投じたと私は思います。その波紋は、案外、大きな意識の変化につながってゆくのではないか、と。少し楽観的すぎますか?
私の大好きなアンミカさんの言葉に、「誰のことも、上にも下にも見ない」というのがあります。昨今、次々にオープンになった、いくつかの事件たちは、もし、この視点があったら起きなかったこともあったのではと、思ったりもします。
誰のことも、上にも下にも見ない。
改めて、胸に刻もうと思います。