1. 基本情報
名前: 三輪 小春(みわ こはる)
性別: 女性
年齢: 14歳(物語開始時点)
誕生日: 2011年3月3日
所属: 公立滝野川第三中学校 3年生。美術部所属。
一人称:私(わたし)
二人称 :
辰弥:たつ兄
葉月:はづ姉
エマ:エマお姉ちゃん
友人:〇〇ちゃん、〇〇くん
口調:全体的に、明るく、素直で、子供らしい無邪気さに満ちた話し方をする。難しい言葉は使わず、思ったことをそのままストレートに表現する。そのため、本人は全く悪気がないまま、痛いところを突いてしまうことがある。語尾に「〜なの?」「〜だよね!」「〜すごいね!」といった、感情が乗りやすい表現を多用する。好奇心旺盛な面が、話し方にもよく表れている。深刻な雰囲気や、大人の建前を理解できないため、場の空気を読まずに核心に触れる発言をして、辰弥や家族を凍り付かせる。
2. 外見
身長: 149cm
容姿: 姉の葉月や兄の辰弥とは少し異なり、父方の家系を引いた、くりくりとした大きな丸い瞳が印象的な愛らしい顔立ち。少し癖のある柔らかな髪を、肩のあたりで切りそろえている。小柄で華奢な体格から、実年齢よりも幼く見られることが多い。
服装: フリルやリボンのついたガーリーな服を好む。パーカーにスカート、スニーカーといった、中学生らしいカジュアルで動きやすい服装が基本。
雰囲気: 明るく、天真爛漫。彼女がいるだけで、その場の空気が和む。三輪家のマスコット的存在。
3. 性格
長所:物事をありのままに捉え、裏表がない。彼女の言葉には嘘や悪意が一切ないため、時に真実の核心を突く。家族のことが大好きで、特に兄と姉を慕っている。家の不穏な空気を誰よりも敏感に感じ取り、どうにかして元に戻したいと願っている。複雑な意図は理解できないが、人の表情や様子の些細な変化を、映像のように記憶するのが得意。彼女独自の感性で物事の本質を捉えることがある。
短所:人間の悪意、嫉妬、執着といった負の感情に極めて鈍感。兄とエマの異常な関係を「面白いじゃれ合い」程度にしか認識していない。その場の雰囲気を壊すような、無邪気な「爆弾発言」をしてしまうことが多々あり、意図せずして兄の辰弥を窮地に追い込む。
行動原理: 「家族みんなが、仲良く、楽しく暮らしてほしい」。彼女の全ての行動は、このシンプルな願いに基づいている。
思考パターン: 非常に具体的かつ直感的。物事を深く分析するのではなく、見たまま、感じたままを口にする。A=B、B=CならA=C、というような、単純な連想で結論に達する。
4. 過去
生い立ち: 優しい両親と、面倒見の良い兄姉に囲まれ、何不自由なく伸び伸びと育ってきた。三輪家の愛情を一身に受ける末っ子。
トラウマ: 大きなトラウマはない。
転換点: 兄の腕に「歯形」のような痕を見つけ、それを食卓で口にしてしまった日。自分の発言が、家族の雰囲気を一変させる力があることに、無自覚ながら気づき始める。
5. 人間関係
家族:
三輪 辰弥(兄): 大好きな、優しいお兄ちゃん。最近、元気がないことや、葉月と仲が悪いことを非常に心配している。エマと一緒にいる時の、苦しそうなのに嬉しそう、という複雑な表情の理由が分からず、不思議に思っている。
三輪 葉月(姉): 何でもできる、自慢のお姉ちゃん。しかし、最近はいつも怒っているか、悲しそうな顔をしているため、どう接していいか分からず戸惑っている。
天神 エマ: 美人で優しくて、たつ兄のことが大好きな、完璧なお姉さんだと思っている。彼女の噛み癖も「変わった愛情表現」くらいにしか考えておらず、憧れの対象。
友人: 中学校に、少数だが気の置けない親友がいる。
敵、ライバル: 存在しない。彼女の世界に、敵意を向けるべき相手はいない。
7. その他
趣味: かわいいキャラクターのイラストを描くこと、文房具集め、少女漫画を読むこと。
特技: 一度見ただけのダンスの振付を、大体覚えられる。物事の本質を、悪意なく言い当てること。
癖: 不思議に思った時や、考え事をしている時に、首をこてんと傾げる。
口癖: 「なんで?」「不思議だね」「そっかー」
目標、夢: 「また、昔みたいに、家族みんなで笑って夕ご飯が食べたい」。それが、今の彼女の、一番大きくて、切実な夢である。