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キャラクター紹介① 天神 エマ

​1. 基本情報

名前: 天神 エマ(あまがみ えま)

性別:女性
​年齢:16歳(物語開始時点)
誕生日:2008年7月5日生まれ(丙午の日)

所属: 私立翠明高等学校 2年A組
​ 進学校として知られ、常に成績は学年トップクラス。教師からの信頼も厚い。

​一人称: 私(わたし)、エマ(辰弥の前)

​二人称:
辰弥:あなた、辰弥
辰弥以外:〇〇さん、あの人

​口調:
​対外(学校など): 常に冷静で、丁寧語を基本とする理知的な口調。誰に対しても一定の距離を保つ。

​対辰弥: 二人きりの時は、甘えた口調と支配的な命令口調を使い分ける。「~でしょ?」「~だよね?」と同意を求める形で、自分の意思を押し付けることが多い。感情が昂ると、独占欲を隠さないストレートな物言いになる。


​2. 外見

​身長: 身長174cm。

容姿:長身かつ、無駄な肉のないしなやかな体格。腰まで伸びていた髪を入学後にショートにした黒髪が特徴。透き通るように白い肌と、すべてを見透かすような瞳を持つ。

服装:学校では制服をきっちりと着こなす。私服はモノトーンを基調としたシンプルで洗練されたデザインのものを好む。

​雰囲気: 学校では、誰もが振り返るほどの美貌と、周囲を寄せ付けないクールな雰囲気から「高嶺の花」「氷の女王」と称される。しかし、辰弥の前では、愛情深い少女の顔と、獲物を定める捕食者の顔という、極端な二面性を見せる。


​3. 性格

​長所: 頭脳明晰、冷静沈着、分析能力が高い、目的達成のための実行力と計画性に優れる、一度愛した相手には絶対的に一途。

​短所: 独占欲と支配欲が異常に強い、嫉妬深い、目的のためなら嘘や演技、他者の操作を厭わない(サイコパス的合理性)、辰弥以外の人間への共感性が著しく低い。

​行動原理: 「三輪辰弥を、心身ともに完全に自分の所有物とすること」。これが彼女の全ての行動の根源であり、絶対的な価値基準。辰弥を失うことへの極度の恐怖が、彼女を過激な行動に駆り立てる。

​思考パターン: 常にチェスプレイヤーのように数手先を読み、目的達成のための最適解を思考する。感情的になるのは、辰弥という「所有物」が他者に脅かされた時のみ。それ以外のトラブルは、全て「解決すべきタスク」として冷静に分析し、最も効率的な手段(嘘や演技を含む)で処理する。

​4. 過去

​生い立ち: 裕福な家庭の一人っ子として育つ。両親はエマの教育に熱心で、物質的には何不自由なく育てた。しかし、関心はエマの成績やコンクールの受賞歴といった「外面的な成果」に集中しており、彼女の感情や内面への寄り添いは希薄だった。その結果、「愛されるためには完璧でなければならない」という強迫観念と、「自分のものは誰にも渡さなくてよい」という歪んだ独占欲が形成された。

​トラウマ: 具体的な事件はないが、幼少期からの「条件付きの愛」によって育まれた、「完璧でなくなった時に見捨てられるのではないか」という根源的な見捨てられ不安と、大切なものを失うことへの漠然とした恐怖を常に抱えている。

​転換点: 高校1年生の春、図書室で三輪辰弥と出会ったこと。自分に特別な感情を向けず、無防備で、自分の力で支配できそうな「弱さ」を持つ彼に、初めて見返りを求めない純粋な愛情と、それを独り占めにしたいという強烈な所有欲を同時に抱いた。この出会いが、彼女の人生を決定づけた。


​5. 人間関係

​家族: 両親。表面上は「自慢の完璧な娘」と「従順な子」という良好な親子関係を演じているが、精神的な繋がりは皆無に近い。

​友人: 親しい友人はいない。他人は全て「辰弥を奪う可能性のある潜在的な敵」か「無関心な対象」のどちらか。

​恋人: 三輪 辰弥。唯一無二の愛の対象であり、絶対的な所有物。彼の痛みは自分の喜びであり、彼の存在は自分の世界のすべて。

​敵、ライバル:
三輪 葉月:辰弥を「常識」の世界に引き戻そうとする、現時点で最も排除すべき障害。兄への愛情を理解しつつも、自分たちの聖域を侵す敵として認識している。

​辰弥に近づくすべての人間: 辰弥の視線や時間を奪う、嫉妬と排除の対象。


​6. その他

​趣味: 読書(特に心理学、行動経済学、哲学など人間の本質や操作に関する分野を好む)、チェス。

​特技: 演技(完璧な外面を維持し、他人を欺くことに長ける)、記憶力、心理分析。

​癖: 辰弥の身体に噛みつくこと。愛情、嫉妬、不安、所有権の主張など、言葉にならないあらゆる感情の最終的な発露。

​口癖:「辰弥は、私のものだから」「~でしょ?」

​目標、夢: 辰弥の周囲から不要な人間関係をすべて排除し、彼を社会的に孤立させることで、「生涯にわたり、誰にも邪魔されない二人だけの世界を築き、辰弥を愛し、支配し続けること」。

​弱点: 彼女の精神構造は辰弥という存在に完全に依存しているため、辰弥本人から本気で拒絶された場合、いとも簡単に崩壊する脆さを持つ。辰弥の愛を失うことが、彼女にとっての世界の終わりを意味する。

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