こんばんは。おしるこで乾杯飯田です。ビール飲んでたんですが急に甘いものが欲しくなって。
掲題、MACKちゃんに先崎秀平のイラストいただきましたー! 見てこのイタズラっこ! きっと女の子に「遊んでこーぜ」とか言ってんのかなー。あるいは銀島に「買い食いしようぜ」とか?
前にMACKちゃんからもらった花純の絵と並べると「これから推理を披露するぜ!」みたいな雰囲気もあっていいですね。花純「では始めます!」秀平「よっしゃ任せろ」みたいなね?
この二人の続編もぼやぼや考えてますよー! 文化祭が舞台。「天使が落ちてきた」事件に立ち向かっていきます。1月か2月に公開したいなー。2月説が濃厚。
前回のノートでキャラクターの話とトリックの話はしたと思うので、文章的な話でもしましょうかね。
個性を出すよう努めました。花純は理知的で固い文章。秀平は砕けて口語的な文章。あと秀平の方はら抜き言葉も使おうなんて考えてましたが、何となく語感悪かったので不採用に。
ただ、高校生らしく「戸惑う」描写は心がけました。自分の中に確固としたものがあるわけではなく、周りの刺激や大人たちによってブレてしまう心。花純は真面目だから色々なことに刺激を受けます。一方秀平は女の子に対してのみアンテナが高く他のことには無頓着。そんな差をつけて書きました。
他にも「秀平は連想ゲームで推理する」「花純は手掛かりを着実に積んで推理する」なんて個性をつけようとしましたが、この辺はうまくいかず……というか、才能も可能性も未知数の二人をしっかり固めること自体が間違いない気がして、やめました。それでもその案の残滓はあったかな、とは思います。
他にも秀平の心理的アプローチを入れたのは、ややもすれば無機質になりがちな推理小説の雰囲気に文学性を、なんて考えたからなのですが、秀平自身があんな子なのでうまくいかず。
思ったのですが、こういう「文学とミステリーの融合」みたいなところはライト文芸界隈にやってもらった方がいいかなって(本作がどの文学的ジャンルに属するか、という話は読者に一任しますのでここでは触れませんが、僕個人的にはライト文芸からは遠いのかなー、と思っています)。と、いうのも文学の最先端を走るあの分野は色々な化学反応が起こる場所だからです。地盤が固まってしまったこの界隈ではそうした反応は起きにくい。そんなことを思いました。
さてさて、また長く語りましたね。よくないよくない。
ここらでおしまい。
寒くなってきたので皆さん暖かく!
またね!
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