• 歴史・時代・伝奇

突然の新連載。

こんばんは。
『続三国志演義』もあと10回くらいで本編完結しますが、まるで逃げるように別の翻訳を始めました。

マジメに調べずテキトーに語る南北朝時代北魏末の人々。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888552296

逃げているのかと言われれば、逃げてます。つーか、ネタ本が物理的にイッて修理中で手元にないの。ヒマするのももったいないですから。

勤勉なタイプなのです。

そういうわけで、舞台は北魏末、六鎮の乱から崩壊していく北魏を舞台に、個人的に気になる方々の列伝を大幅に加工翻訳する感じです。

久々に『通鑑』を引きまくり。

漢文のラノベ超訳はすでに作品多数なので、そっちはナシ。ただ、文体は口語風にしております。その中に原文と訓読がブチ込まれる謎仕様。

とりあえずやってみて、また調子を変えるかも知れませんが、とりあえず翻訳風文体は飽きたので、なんか違うのにしたいのです。

さすがに100万字も書いたら飽きますよね。ってか、もっと早く飽きよう。

隋以前の関隴集団にご興味の向きは是非、と言っても、隋文帝楊堅の父の楊忠にたどり着くのはいつになりますやら。先は長いよ、南アフリカより。これは是非巨大化させたいのですが、果たして気力体力が持ちますかねー。心配。

5件のコメント

  • 本日、レビュー書かせていただきました。

    お元気そうでなりよりです。

    >つーか、ネタ本が物理的にイッて修理中で手元にないの。
    「韋編三絶」というヤツですな。いかに、河東さんがよく読んでいるかが分かりますな。

    今、自分も原文を読んでいて、簡略に紹介するための記事をつくっていますが、実は、余り理解できていません(笑)私は、簡体字の勉強と思って割り切ってやった方がいいかもしれませんね。

    コメントは気が向いたら、返事がなくても先に進ませてもらいます。河東さんの関心がそちらなら、歴史よりも小説としての展開の内容に絞った方がよさそうですね。

    >舞台は北魏末、六鎮の乱から崩壊していく北魏を舞台に、
    >個人的に気になる方々の列伝を大幅に加工翻訳する感じ

    私も、素人にしても、秦から盛唐まではそれなりと思っていますが、実は、私が一番苦手としている時代ですね(笑)。なかなか、私には理解は難しそうです。

    近頃、私は楚漢に興味を持っています。少しメジャーな方が私の好みのようです。漢文の勉強にもなりますし。やっぱり、史記はいいと感じます。
  • こんばんは。
    レビューありがとうございます。熱いパトスが伝わって参りました。たしかに『三国志』を語るのは色々と難しくなりましたね。それだけ人気があるということなのですが。


    〉韋編三絶

    さすがに100円で買った本だけあり、『通俗』は持ちませんでした。グリグリ朱を入れながら初回通読し、さらに訳しながら開きっぱなしでしたからね。バラバラになりました。合掌。悪い作りではないのですが、100年前の本ですから仕方ありません。

    『後傳』は新しいのでまだまだ元気です。簡体字は読みにくいですね。なんとなく平仮名に近い気がします。一字が別字を兼ねたりもありますし。面倒クサイです。

    先に進むのは3月に入ってからになりそうです。ふう。


    隋以前の北魏末から周、齊、梁〜陳の時期は分かりにくいです。目まぐるしく変わりますから、それだけにオモシロくもあります。ニッチもいいところですね。


    〉楚漢に興味を持っています。

    楚漢は意外に難しいですね。項羽と劉邦という巨人にばかり目が行きますから、政治史的にはあまり深掘りされていない気がします。史家の目もどっちかと言うと、政治機構にいっているように思います。

    やはり漢帝国は一つの大テーマですからね。

    だから、ディテールの書き込みはまだまだ、というように感じます。『会注考証』を輪読したことがあったなあ。アレはオモシロいです。こちらもなかなか興味深い時代ですし、人気もありますから、やる意義はありますよね。楽しんで下さい。
  • >それだけ人気があるということなのですが。

    西遊記はともかく、水滸伝ももっと人気があれば、やがては歴史の中に組み込まれたでしょうね。北方水滸伝はその可能性を大きく感じます。

    >先に進むのは3月に入ってからになりそうです。ふう。
    ゆっくりされてください。楽しい展開とはとても言えませんからね。あの勒準の酒場での乱闘をまた読んでみると、落差に「グッ」とくるものがありますね。

    >『会注考証』を輪読したことがあったなあ。アレはオモシロいです。
    史記会注考証は面白いですね。楚漢は意外とそんなに深く調べられてはいないなと感じます。

    私としては『通俗漢楚軍談』が調査対象としては手ごろという問題もありますね。『通俗漢楚軍談』は調査はされているけど、研究はされていない、そんな感じです。


  • こんばんは。

    『大水滸伝』で宋代を歴史と捉えるかといえば、個人的にはより遠ざかっているような印象を受けます。なので、『大水滸伝』は歴史とは切り離された良質のフィクションとして愛される、に一票です。おそらく宋代に興味を持つ人はそれほど輩出されないと観ました。


    勒準は確かに初登場時の気のいい酒屋のオヤジから別人28号になってしまいますからねえ。権力コワイ。隔世の感があります。


    『通俗楚漢軍談』は、司馬遼太郎『項羽と劉邦』がその位置を取って代わったと認識しております。なので、今後もあまり顧みられないでしょうね。翻訳があることもあり、『項羽と劉邦』→『史記』という人の流れが確立しているかな、と。しかも、『史記』がオモシロいですし。

    このあたりはネームバリューもあり、付け入る隙がないかもしれません。それだけに、『楚漢軍談』→『項羽と劉邦』という流れで比較する方がオモシロいかもしれません。司馬遼太郎は読んでいたのかなあ。。。
  • >『大水滸伝』で宋代を歴史と捉えるかといえば、
    >個人的にはより遠ざかっているような印象を受けます。

    なるほど、解説とは裏腹にそうお考えですね。匿名掲示板では「楊令伝」あたりから史実を元に予想がされていたので、自分と印象が違うのですね。

    ただし、『宋代に興味を持つ人はそれほど輩出されない』は同意です。三国志演義があったからこそ、正史三国志が受け入れられる土壌があったのです。演義は読んでいないという人のほとんども、実際は三国志演義を元とした媒体にまずは接していますからね。水滸伝は、そういった興味を持たせる媒体ではありませんからね。

    >『通俗楚漢軍談』は、司馬遼太郎『項羽と劉邦』が
    >その位置を取って代わったと認識しております。
    >なので、今後もあまり顧みられないでしょうね。

    本来ならそうなのでしょうが、実は横山光輝の「項羽と劉邦」は司馬小説ではなく、『通俗漢楚軍談』が原作なのです。ですから、それなりに認知され、そのルーツを辿るという意味で調べる意味が出てきています。

    司馬小説により、楚漢戦争は史記をベースとする流れになりましたが、『通俗漢楚軍談』からそこに至るまでの流れはかなり豊富なようですよ。司馬遼太郎氏は、『通俗漢楚軍談』を把握しつつ、あえて史記や学説のみを題材に楚漢戦争を描きなおすという考えだったのではないかと考えております。
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