小鳥遊 慧

ある日、猟の最中に遭難した俺は一人の村人に拾われた。 彼女は毎日、真っ白な喪服を何着も仕立てていた。 ※　学生時代の部誌に載せた話から加筆修正したものです。

「一緒に仕事しないか?!」仕立屋として店を持てるか持てないかの瀬戸際にいた俺は、アリスの織った布を見て衝動的にそう言った。 これは「願いを叶える服を仕立てる店」と噂される店を営…

少しフェチな嗜好を持った人たちの恋模様を描く、独立した短編。 章ごとに登場人物が違うのでどこから読んでいただいても、話は分かります。 ※「ピアス」「靴」には学生時代に部誌に載…

「５分で読書」短編小説コンテスト　「想いが通じる５分前（恋愛）」に応募しました。

ある冬の日。偶然入ったその店で、俺は『それ』と再会した。 ※　高校生向けのコンクールに昔応募したものです。

夏休みの始まりの日、小学六年生の僕は家の前でぶっ倒れてるお兄さんを見つけた。 そのお兄さん――覚兄とは夏休みの間毎日のように一緒に遊んでいた。 もうすぐ夏休みが終わるある日、町で…

図書喫茶の店員である更紗と、店長、お客さんによる、少し不思議な物語。 ※　学生時代に部誌に載せた小説に加筆修正したものです。 ※　エブリスタにも同じ小説を載せています。

夏の日。少年は蝶を追いかけて古い洋館に迷い込んだ。 ※　学生時代に部誌に載せたものです。

古道具屋の跡取り息子・神崎直人と、その中学時代の同級生であり陰陽師の末裔・弓削司による幻想怪異譚。 〈400～800字前後のあらすじ〉 　時は大正。文明開化により様々な道具…

オリンピックに出たいばっかりに、大学の部活の同期である川上は新しい競技を提案してきた。 名付けて『無差別弓術部門』 その正体とは……？ ※　2020年夏に東京オリンピックが予定…

幼い頃一度だけ出会った少女と、夏祭りで再会した。 ※　エブリスタにも同じ小説を載せています。

仙人と女中である私――瑞香《ルイシャン》の住む屋敷に、ある日一人の客人がやってきた。 ※　学生時代に部誌に載せたものに加筆修正しています。 ※　エブリスタにも同じ小説を投…

酒の席の思い付きで金沢に旅行に来た大学生飲兵衛男子3人組。 金沢の観光地と言えば「兼六園」に「21世紀美術館」と(俺たちにとっては)全く盛り上がらないところばかり。どうする？　も…

『若い女の子の間で流行ってる花がある』そういって友人から勧められた花は…… 『KAC2020 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2020～』第4回「拡散する種」に…

『いつか、私が書いた小説を、早紀が舞台で演じる』そう高校卒業の日に約束した親友が地元に帰ってきた。 『KAC2020 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2020～…

とある夫婦が某パン会社主催の春の祭りに参戦すべく、作戦会議（グダグダ会話）を繰り広げる話。 『KAC2020 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2020～』　2回…

私が生まれた次の日に生まれた隣人の男の子は、私が8歳になった翌日ようやく2歳になった。 『KAC2020 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2020～』の1回目…

「……羽が、欲しいんです。天使の羽が欲しい」 ある日『天使の羽』を欲しいという女性がやってきた。 ※　学生時代の部誌に載せたものに加筆修正したものです。