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京アニ映画「響け!ユーフォニアム」キター!!!

 新型コロナウイルスによる非常事態宣言の解除により、地域差はありますが、街の賑わいが戻りつつあります。多くの映画館も観客席を制限しながら上映再開に踏み切りました。しかし、作品の供給にに“目詰まり”が続く中、旧作の上映が目立つのが残念です。

 そんな中、古書店や骨董店で「お宝」を見つけたような偶然に出くわしました。公開時に見逃していた武田綾乃さん原作の人気作品「響け!ユーフォニアム」シリーズが近くの劇場で上映されているではありませんか。ご存じの方も多いと思いますが、昨年夏、36人の犠牲を出し悲劇の舞台となった京都アニメーション制作の作品でもあります。「響けー」と同じ女子高校生を主人公にした武田さんの文庫「君と漕ぐ」「君と漕ぐ2」既読の私にとって、両作品の登場人物の共通点も感じたりして、ひとり『フムフム』と楽しんできました。劇場は新型コロナ対策で入館時にサーモグラフィーで発熱チェック。消毒は政府が控えるよう呼びかける次亜塩素酸ではなく、アルコールでしたので安心安心。タッチパネル式の券売機も半数以上が停止状態で、座席は密を避けるため相当間引いていました。1作目が終了し「客電」が灯るとなんと人の姿がない。まさに「貸し切り状態」。感染のリスクも不要な贅沢な時間でした。

 ネット検索したら、全国各地で「響けー」を公開している劇場も多く見受けられます。鑑賞することで何らかの形で「京アニ」を支援することにつながればと、この機を逃さず「コンプリート」しました。
 個人的には、映画史研究家の春日太一氏、作家の高橋源一郎氏絶賛のスピンオフ作品「リズと青い鳥」も公開作品に加えてほしいと願っています。

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