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僕の周りの変人達の狂想曲の憂い 終

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終わりました。最初は三万字くらいで終わるかなーと思っていたのですが、二十万文字近くもかけました。
週刊連載の漫画のような感覚でしたし、一話完結みたいな書き物でしたから、単発エピソードを量産することもできましたが、間延びして冗長になるのも嫌なのでこれで締める事にします。
ちなみに没エピソードがいくつかあり、女キャラ達がメイド喫茶をやる【冥土インヘヴン】やら、海外で兄と戯れる【スーパーブラザーズ】なんてものを考えていたのですが、つまらなそうなのでやめました。

各話解説

その女、奇天烈につき

タイトルは映画から拝借。

ともかく邪道路線で乾いた笑いを産もうとしていました。この時点で森泉のキャラ像はできていません。とりあえず変な奴書いとけといった感じです。
主人公は、押井守的なキャラクター。分かりやすくいうとうる星のメガネみたいなのをイメージしていました。




イカれ中華屋

アリスのマッドハッターから。

一人語りは千葉さんイメージです。
ババアはらんまに出てくるシャンプーの祖母をイメージしていましたが、ある人からは画太郎のババアみたいだといわれました。
この時も森泉のイメージは掴めていません。後半の謎な料理はよく分からないまま書きました。



おまけ。牛丼

立喰師列伝という映画をイメージしつつ、サラリーマンが定年の日に毎日食べていた蕎麦屋に入るコピペと、ラーメン次郎のコピペを意識しました。



さいて散るは菊の花

咲いて散るは恋の花みたいな文句があった気がします。

完全に迷走です。筒井康隆を意識してましたが、よく分からない筋になってしまいました。しかし、この話のおかげで、松田と森泉の関係を匂わせれましたし、母親も登場させる事ができました。さいて は、咲いて と 裂いて のダブルミーニングです。





ゲームソフトから

いいキャラが書けました。この話のおかげで方向転換ができました。




STOP!!万古蘭!

漫画から。


昔書いたキャラクターの再利用。性格はやや差異がありますが、それでもいい感じに書けた気がします。




おまけ。珍客

酔拳です。観てください。まんまなので。




修羅場レッスン

ピアノレッスンから。

楽しく書けました。
後半で森泉が頼んだ梅錦は愛媛の地酒でして、地味にフラグとなっています。森泉の意味深な態度がちゃんと伝わったかは不明



おまけ。山高帽でのご訪問。

時計仕掛けのオレンジです。
元ネタは演出とカメラワークが秀逸で、導入部は単体としても素晴らしい映像作品です。



家族珍八景

家族八景から

父の出番は少ないですが、好きなキャラクターです。初期案は、咎める母を父がたしなめる予定でした。




おまけ。兄として

兄の人柄の説明。他に説明のしようがない。




薔薇色の苦悶

薔薇色の雲より。

姉は覚悟のススメという漫画の登場人物をモデルとしましたが、あまり似ませんでした。



男装インザダーク

映画より。

ヒバゴンはチョイ役のつもりでしたが、非常にコメディ向きなキャラの為世話になりました。
後半のミュージカルは、ゲームからのオマージュです。


ゲルニカの日

ゲルニカの木より

楽しく書けました。
スーズトニックはおいしいので、是非。



おまけ。少女の日の思い出。

少年の日の思い出より。

姉のトラウマを書きました。



夜間遊興

夜間飛行より

箸休め的なはなしです。途中で出てくる人物名は新撰組から。
ベルビブボンという脱糞音は、とある掲示板にて、メルギ◯◯ンみたく音を立てて〜みたいなレスポンスから拝借いたしました。


おまけ。献身心母

洋楽から。

姉のトラウマその二。



兄Q正伝

阿Q正伝から


兄の影薄いなーってな理由から。
ただ、なかなか面白いはなしだったと思います。




クリスマス・来たる

クリスマス・キャロルから。

前編の後半から森泉ルートです。
彼女の設定は全て後付けなので、なんか微妙でした。
でもライオンとの戦いは面白かったです。



風と共に去らないで

風と共に去りぬから


万古蘭と松田の話です。森泉の過去とか知ったことではありません。
缶コーヒーは元ねたがあります。


歓楽街で捕まえて

ライ麦畑で捕まえてから

ヒバゴンですね。大須は楽しいですが、おざなりに書いてしまったので、要改稿です。




しおかぜ特急立てこもり事件

オリエント急行殺人事件から


主人公が覚醒する話ですが、無理やり感が……でも宇宙の刑事のくだりは書いていて楽しかったです




魔女

シューベルトの魔王より


涼子は好きなキャラクターです。携帯電話がつながっているのに気づくシーンは、お気に入りです。

おまけ。羊のような彼女の沈黙

映画より


良い感じで書けました。




お嬢さんのこゝろ

坊ちゃんとこゝろから

格闘とかかけないのでだるかったです。
た万古蘭のシーンと森泉とのタイトルのダブルミーニングは、よく書けたかなと。




フルタイムラバー

森泉編最終話

有名なアメリカポップスから

手抜きです。
いや、もっと書けたんでしょうが、森泉のキャラクターを最後まで掴めませんでした。
最後は二人でガラパゴス諸島に行き、コモドドラゴン倒してほしいなみたいな台詞で締めようかなとおもいましたが、やめました。



おまけ。獅子心労

獅子心王から

父親の出鱈目さをかきたかったです。




クリスマス・来たる 異

万古蘭ルートです。
ホドラーの絵はすきです。
あと、やたらとドイツ文学を批判してますが、僕はヘッセもカフカも大好きです。逆にイギリス文学はいまひとつです。




ファゴットオブハーツ

ハートの女王から

書いて辛かったです。
でも、ようやく森泉のキャラが生きた気がします。




駒鳥の結婚式

駒鳥の葬式から

決闘シーンを重点的に書くつもりでしたか、止めました。



アイキルドクックロビン

これも駒鳥の葬式からで、ダブルミーニングです。
男の万古蘭は死に、主人公のコックも死ぬ。
中々に、綺麗に、おぞましくかけた気がします。
むかし、あるゲームで女に監禁された主人公が、その女の為にシリコンを胸に注射するという話がありました。この話は、それをオマージュしています。


エピローグは悩みましたが、真面目な方を選びました。



これまで読んでいただきましてありがとうございます。特に、全ての話にハートを送って頂きました恵美子さんには感謝の念が絶えません。本当に、ありがとうございます。

これから改稿作業をいたしますが、話はこれにて終了です。
今までまご拝読いただきましてありがとうございます。次回の話も頭の中ではできあがっておりますので、読んでいただけたら幸いです。

それでは、最後まで読んでいただきまして、本当にありがとうございました。それてまは、また。

2件のコメント

  • 長期連載お疲れ様でした。
    本日全て読ませていただきました。最後のさいご。主人公の英断(?)に爆笑しました。そこまでやるのか、漢沢田! 天晴だと、彼には万感の笑いが……いえ、思いがこみあげてきます。
    蘭ちゃん好きにはたまらないストーリーでした。そして蘭ちゃんエンドを予想していませんでした。川津さんには(良い意味で)いっぱい食わされたよ〜〜。

    次回川津作品にお目にかかれるのは「卅と一夜」でしょうか。不甲斐ない事にわたしは多分落とすのが決定です。来月いっぱい外部公募作品で手いっぱいです。もっとスケジュール管理しっかりやれよ!! と反省中です。しばらくなろうからも離れ、ひとり地味な作業に打ち込む予定です。ではでは!!

    破天荒で、笑いがこみあげ、けれど最後にはじんわりくるものがある作品でした。「面白かったです!!」
  • カラスウリさん
    ありがとうごがいます

    過去最長でしたが、書いていて苦ではなかったです。単発形式の話はらくですね。
    万古蘭編は主人公がそうだ愛媛に行こうってなった辺りから考えていました。分岐が少しわかりにくいので、調整したいです。

    万古蘭の話の最後で、十数年後に主人公、姉、兄の組織内派閥紛争が勃発して、さぁこれからがんばろってのもかんがえたんですが、イマイチインパクトに欠けるので去勢するほうにしました。主人公も、変人の一人という隠れたテーマにそえた思います。


    公募!それは是非ともそちらを優先させてください!
    せっかく執筆をしているのですから、やはり目標を持ってやったほうがいいですね。

    実は新作が、多分今日明日にあがります。が、ライトに挑戦するのでたぶんアレなものになってしまいそうです……



    いつも読んでいただきありがとうございます!


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