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和讃

伝、恨むこと、それは己が身、下ぐること、上ぐるたくば、恨み飲み干せ


伝、攻め立てて、攻め返されるは、限り無し、糧を分かちて、こその楽土ぞ

伝、慎みて、それこそ稲穂が頭下ぐ、一歩下がりて、我頭下ぐ

伝、ぢごくとは、責苦益々この苦界、振り上げたるその、こぶしおさめよ

伝、己が身が、こぼしだからと、嘆くなよ、打出の小槌、ある事を知れ……(注釈。伝は読み人知らず)

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