第一回角川ビーンズ大賞を受賞した瑞山いつき先生の「スカーレットクロス 混ざりものの月」がすごく好きで、古本屋を行脚してようやく全巻揃えたという経緯を持ちます。書店のライトノベルの書棚に、「彩雲国物語」「少年陰陽師」「今日からマ王!」などの人気作が並んでいた頃のことを思い出しながら小説を書いています。
こんばんは。こんにちは。紫陽 凛です。しようりんと読みます。
「少女小説」いわゆるティーンズノベルに強く憧れて、ライトノベルらしきものを書いていた時代がありました。それが中学・高校時代です。
つまり。ラノベを書いていたのは本当に、「遠い遠い昔」のことになります。
勢いよく純文学にかぶれた大学時代を経て、いろいろあって、悟り、そしてなんだかんだで「少女小説」に帰って来たくなり……そうしてイイ大人になってしまってから書いているのが今作「流星の乙女達」です。
私はこれを「少女小説」だと思って書いているんですが、読者の皆様的にはどうなのでしょう?普通に読んでも面白いライトノベルになっているでしょうか。本当に久しぶりに「異世界」をいちから作ったものですから、今の時流にちゃんと追いつけているか心配です。(時代遅れだったら、やだな……)などと思いながら、カクヨムをはじめ、なろう、エブリスタを薄目で見つつ構成しております。
イーディスはもう一度決めたら真っ直ぐ進んでいく少女で、前世でもおそらくそうであったろうな、ということが伺えます。グレイスフィールはまだ謎の多いところがあり、ここでは明かせないことも多々あるのですが、若干クセがありますね。かなり捻くれています。
このふたり、百合か百合じゃないかと言われたら……どうだろう。作者的にはバディものに近いのかも。読者の皆様にお任せいたします。
実は作者のお気に入りはメイド長だったりします。悪役っぽくありながら時にコミカルに、時に厳しい母親のように、イーディスやお嬢様に接してくるところ。いいキャラに育ったなぁとしみじみ。
まだ物語は折り返してすらいないのですが、沢山のコメント、評価、ブックマークをいただけて、大変ありがたく思っています。嬉しいです。
山から降りて来たばかりの熊のようなものなので、感情表現を上手く自分の言葉に落とし込めていないのですが、感謝しています。
いつもありがとうございます。