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四十二歳フリーターの僕は~ その三 脱稿しました

ところどころ修正入れるかもしれませんが、いったん脱稿しました。
お付き合いいただいた方、ありがとうございます。
エピローグでひっくり返ってもらえるとうれしいです。
以下、ネタバレです。
本文読んでない方は、読み終わってお越しいただくことをお薦めします。












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えっと。
この話、いくつかポイントがあると思うんですけど。

1.主人公自身の手によるビットコイン再発見
2.東日本大震災の救援
3.美咲の死
4.里中くんの役割

当初は1.だけでスタートしました。
書いていくうちに、ビットコインが生まれるタイミングが2010年末になってしまった。
それじゃ、その金で2.をやらせてみようと。
ここまでは、かなり早い段階で決まっていました。
でもそれでは、美咲は目の前からいなくなったけど、英雄になって仲間とも固い友情で結ばれて、なかなかよかったね、という緩い終わり方になっちゃって、それが気に入らなかった。

主人公は、やっぱり美咲の手を離したことを、全力で後悔するべきなんですよ。自分の中ではそうだった。なので、3.が出てきた。
まあ、タイムリープ前のもとの世界でも美咲は震災で亡くなっているのかもしれない(その可能性は高そう)けれど、主人公はそれを知らない。
これが、最終版プロットで、健は東北の海をバックに泣き叫びながらエンド、のはずでした。
でも、バッドエンドにしたくなかったんですよね。将来的な希望を何らかの形で示したかった。「魔封学園-暁の境界-」を読まれた方はお分かりかもしれませんが、アレスは消えても、最後に登場人物全員の納得する幸せの形を提示して終わる。
そうしたかったので、4.が最後に加えられた。
いや、論理学的な初めて問題と同じで、主人公が過去に遡ってビットコインを再発見するなら、タイムリープ前のもとの世界にも、タイムリープした別の主人公がいたはず。それなら、最初のサトシ・ナカモトは誰やねん、と。
そこを神さまで無理やり解決すると同時に、健くんはもう一度美咲を救いにいきます。今度は間違えないでしょうね、きっと。
彼が美咲と結婚する、真のエンディングまで書けたらいいけど、それはだいぶ長くなりそう。
おそらく友人たちに美咲も加えて、全員で震災にぶつかる話になるでしょうね。
要望あれば、書いたりするかもですけど。

ちなみに、次に書く話も決まってるんですが、これはずっと前からプロットだけはできていて、四万字ほど書いて、いくつか矛盾が出てきて止めている歴史が絡むシナリオになります。
もう少し寝かせるかもですけど、そんなに遠くないうちに形にすると思います。期待せずに、お待ちください。

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