平素はたくさんのご愛読、★、レビュー、コメント、応援❤、SNSでのご紹介等を賜り、まことにありがとうございます。
作品を愛してくださる方々のおかげでこうして筆をとっていられること、心より感謝しております。
なかなかお礼をお伝えすることもできずごめんなさい。
大切な皆様に、大切なお知らせです。
このたび、第5回カクヨムWeb小説コンテストにて特別賞を同時受賞した『炭酸水と犬』及び『アパートたまゆら』が、書籍として発売されることになりました。
3/18(木)に全国の書店さんに並びます。
文庫ではなく、単行本として刊行されます。
ソフトカバーなので、比較的コンパクトに皆様の鞄や書棚に収まるかと思います……!
お手元に置いていただけると、とてもとても嬉しいです。
カクヨムコンは大賞と違って特別賞は書籍化「検討」という扱いのため、受賞のお知らせをいただいたあとも本当に書籍化するのか不安で不安で、担当編集者様にも折に触れて確認したりしておりました。
正式に出版スケジュールが決まったときは涙するほど嬉しくて、夫とがっつり握手を交わすと共に、いつも応援してくださる皆様の顔が……もとい、お名前やアイコンが浮かびました。
早くお知らせしたくてたまらなかったくせに、いざ告知となると吐きそうに緊張しましたが、さっそくTwitterにてたくさんの「買います」の声、本当に本当に嬉しいです。
ありがとうございます……(感涙)。
元書店員のためこんなことを言ってしまうのですが、書籍というのは本当に本当に、初動が大切でして。
とにかく発売日やその近辺にご購入くださいますと、ものすごく助かります。
「書店で予約」してくださるのが、いちばん嬉しいです!!(ここ大切)
今現在、日本全国の書店の数は1万1千強と言われておりますが、当然ながら発行部数はそれよりずっと少ないわけでして、1冊ずつ配本されたとしてもすべての店舗には行き渡りません。
デフォルト取り扱いのない書店さんの方が、圧倒的に多いわけです。
しかし予約が入りますと、その書籍の情報が書店さんにもたらされ、そこから取引が生まれます。
たとえ予約されたその1冊しか入荷しなかったとしても、そこからシステム上で自動入荷がONになれば、売れるたびに入荷するというサイクルが生まれ、その地域の方々がわたしの本を手にすることができるわけなのです……!
もちろん、お近くに書店のない地域にお住いの方もいらっしゃいますし、カドカワストアやAmazonでの予約注文も嬉しいです!
また、先日の地震等で被災されたりなど大変な思いをされている方も多いかと思いますので、けっしてご無理はなさらないでくださいね。
カクヨムで読んで気に入った方だけとか、逆にカクヨムで読んでいない方を買ってくださるというのもありですし、番外編のついている方だけという方もいらっしゃるかもしれませんね。
(『炭酸水と犬』は電子版に、『アパートたまゆら』は紙の書籍版に、それぞれおまけの書き下ろし番外編がつきます!)
もちろんもちろん、両方ご購入いただけますと震えんばかりに感謝感激して滂沱の涙を流します……!
小説家としての一歩を踏み出すわたしへの、何よりの励ましとなります。
2冊同時発売ということで、水面下で本当に大変な工程を経て、長い道程を歩いてここまでたどりつきました。
カクヨムのメインストリームである異世界でも学園でも後宮でもない、現実世界の延長線上のきっとどこかにある、普通のひとたちの物語です。
こういうものを、こういうわたしが、こうして書き続けていいんだよと背中を押してくださるようでしたらぜひ、初版本をゲットして末永くお手元に置いてくださいますと、泣きたいくらい嬉しいです。